episode 135 ページ42
朝。隣には綺麗な顔ですやすやと眠る奏。
時計時計…っと。あった。少しばかり銀色に輝くデジタル時計。
時間は…は？！8時？！
「遅刻！！」
思いっきり叫んでしまった。奏を起こすことも忘れて着替える。
制服をなんとか着て、奏を起こすことにした。
「奏！風紀委員長！！起きて！！8時過ぎてる！！」
泉「んん…なんれすか。」
なんれすかって…可愛い。って違うから！！
「なんれすかじゃなくて！8時！！起きて！！」
泉「8…時？！」
奏が勢いよく起き上がった。そして、朝食も食べずに制服を着る。
泉「行きますよ。」
私たちは、急いで寮を出た。
学校についた。時刻は8:20。完璧遅刻。
泉「しょうがないです。走りますよ。」
そう言って廊下を走る走る。風紀委員長なのに大丈夫なのだろうか。
そんな心配をしているうちに、教室についた。
静かに戸を開ける。すると、今まで少し騒がしかった教室が、一気に静まり返った。
ケ「お、おぉ…おはよ…う？」
泉「おはようございます。」
「お、おはようございます。」
奏は、何事もなかったかのように自分の席へ座った。
みんなの視線は奏から離れない。何せ、風紀委員長が寝坊で遅刻だなんて…ねぇ。
奏は涼しい顔をしているが、耳が真っ赤だ。相当恥ずかしいのだろう。
ケ「はいはい、みんな前向いてー。今日の日程だが…」
先生の指示でみんなが前を向く。たまにチラチラと私たちの方を向く人もいた。
HRが終わった瞬間、アキラくんがこちらにやってきた。
ア「お前らなんで遅刻したの？！もしかしてなんかあっt((泉「なにもありませんよ。」…。」
「寝坊しちゃった。」
ア「え、泉も？」
泉「俺だって人間ですよ。」
ア「お、おう…。」
このあと、部活内でもこの話題が飛び出した。
その間、奏がずっと不機嫌そうにしていたことは私しか知らない。
こうして今日という楽しい日もあっという間に過ぎていくのだった。
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れんか - とても面白かったです。これからも頑張ってください。 (2016年10月31日 2時) (
レス) id: e38c159655 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - とても楽しかったです!他の作品でも頑張ってくださいね! (2016年3月5日 19時) (レス) id: a5acc323b2 (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます！作者です笑そう言っていただけて嬉しいです！バッドエンドだと自分的に何かつっかかるものがあったので笑 (2015年6月19日 6時) (レス) id: 8491727e22 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 泣けた(涙)最後ハッピーエンドで良かったよ (2015年6月18日 19時) (レス) id: f53e14e929 (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ(プロフ) - らーぼさん» コメントありがとうございます！作者です笑そう言っていただけて嬉しいです(￣▽￣)また違う作品の方でも頑張りますので！応援ありがとうございました！ (2015年5月27日 21時) (レス) id: 8491727e22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕香 x他1人 | 作成日時：2015年2月18日 3時
