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「うーん、どの子もかわいいわねぇ…」
「お客様同士のプライバシーのために、うちは全室個室ですの。出張サービスもございますのよ」
相手が財閥婦人とわかり、ここぞとばかりに店のサービスを売り込んでくる。
オーナーのいう『出張サービス』というのが、雲ノ井からも聞き出した売春のことだ。
「じゃあ私は中央の子にするわ。あなたたちも好きに選んでいいのよ?」
何か聞きだせるかもしれないので、1人ずつ指名して話を聞きだすことにしていたが、いざ本物を目の前にするとなんだか気が引ける。
貴方「じゃあ…私、あちらの方にするわ。せっかくマダムが言ってくださってるんだもの…」
おほほ、と無理に笑いながら、Aはなんとか一人を指名した。
男性陣は気乗りしなかったが、これも侑李のためと、そっちの気はまったくないのに男を選んだ。
涼介「うぅ…なんだこれ…俺は何してるんだ…」
慧「どうしよ、襲われたら…」
そんな中、逆指名された人が…
「ボク、あの人に指名されたいなぁ…♪」
宏太「…!」
涼介「でたよ…男にモテる男」
宏太「〜、仕方ない…」
背に腹は代えられない。侑李のためにも、気は進まなかったが宏太は逆指名を受け、くりくりのパーマが特徴の可愛い男の子と個室へ向かうのだった。
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「それで?」
「すご…。電話なら知ってるけど…あんまり仲良くなくって…」
お金を積まれて話す従業員もいれば、
「…ごめんなさい、お客様と従業員のことは口外してはいけないんです」
頑なに口をわらない従業員も。
しかし、何もせずとも情報を得ている人物が一人…
「草平の彼って両刀なんだよ。ホストでね、あいつ貢いでるみたいなんだぁ。あいつの客って政治関係が多いみたいけど。
ここの客っておやじかおばさんばっかなんだもん、たまんないよねぇ。僕と草平は女ダメなんだ、わかるでしょ♡ボク、お兄さんみたいなタイプ弱いんだよねっ」
くりくりパーマの可愛い男の子に気に入られた宏太だった。
「…ふふふ、教えてあげたんだからお礼は?次の間ベッド行こうよ」
宏太「…そうだな、スタンダードにベッドがいいかもしれない」
そう言って重い腰を上げた宏太は、
宏太「背骨が曲がりまくってるな、」
バキッ ボキッ
「ぎ、ぎゃああっ!!いたい、いたいっ!!ベッドってそういうことじゃなぁーいっ!!」
情報のお礼は整体でしっかりと返してやるのだった。
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真波(プロフ) - キクヨウさん» ありがとうございます!!もう少しで公開できそうです!頑張ります! (2021年3月21日 22時) (レス) id: e9f8dcc71e (このIDを非表示/違反報告)
キクヨウ(プロフ) - お待ちしております^^ 身体に気を付けて頑張ってください。 (2021年2月27日 22時) (レス) id: 47351a6e4d (このIDを非表示/違反報告)
真波(プロフ) - ゆさん» すごく嬉しいです!ありがとうございます!!次のお話もなかなか刺激的な内容になる予定なので、ぜひ楽しんでいただきたいです〜! (2021年2月4日 20時) (レス) id: e9f8dcc71e (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 真波さんはじめまして!!ドラマも漫画も見てない状態なのですが新鮮味があってとても面白くもう一度見直しているくらい拝見させてもらってます(^^)次のお話も楽しみです^ ^ (2021年1月30日 23時) (レス) id: 09f22cd81d (このIDを非表示/違反報告)
真波(プロフ) - キクヨウさん» ありがとうございます!楽しんでいただけて光栄ですー!私も有閑倶楽部大好きです!続きも近々更新しますね! (2020年12月7日 17時) (レス) id: e9f8dcc71e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真波 | 作成日時:2020年11月15日 13時