検索窓
今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:52,711 hit

異変と油断 ページ14

何かがおかしい…



そう気がついたのは部屋で加州を部屋に呼んでしばらくのことだった



加州も異変に気づいたのか今まで震えていた体をピタリと止め、その場から動かずにじっとしていた




「うるさいわね…一体何事なの…」




刀がぶつかり合う音、人や刀剣男士達の叫び声、木や石灯籠が倒れる音、廊下を走る音…



そんな喧騒の中短刀の1人が審神者部屋の障子を思いっきり開け、現状を告げた



今剣「たいへんですあるじさま!!せいふのものがほんまるにきしゅうをしかけてきました!」



「!?……なんですって…何故政府の人が…」



主と呼ばれたその人はそれを聞いた途端に血相を変え、今剣を突き飛ばしながら部屋を出て行った



_________


役人3「チッ、しぶといなこいつら。」


刀剣男士とは時間遡行軍を倒すために、また主となる人を守るために身体を与えられた刀の付喪神

そんな刀剣男士達がちょっとやそっとで倒れるわけがない。が、どうもおかしい…


異常なのだ、刀剣男士たちの主を守ろうとする行動が。


先程から役人たちを絶対に主の部屋へ行かせないようにしているように見える



何もおかしなことは無いと思うだろうが、この刀剣男士たちはその主にずっと痛めつけられ、苦しめられてきた。

そんな主を命を賭してまでも守りたいと思うのだろうか?



『先輩、どう思います?』


すぐ後ろで交戦していた椎名さんと背中合わせになりながら私は聞いた。


椎名さんも気づいていたのだろう、飛びかかってくる短刀を避けながらこう言った



椎名「そうね、刀剣男士達に直接わけを聞くのが一番いいけどッ……どうやら話もさせてくれないみたいね…」



そう言うと椎名さんは仲間の援護をしに本丸の裏手へ行ってしまった



転ばないといいけど…




そんな悠長なことを考えていたからだろう、不覚にも私は背後に忍び寄る影に気づけなかった

神様→←襲撃任務



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

餡蜜(プロフ) - 柚丸さん» ありがとう!頑張ります!! (2019年1月9日 23時) (レス) id: 9af490f570 (このIDを非表示/違反報告)
柚丸 - イヤーめっちゃ面白いですね!更新頑張って下さい! (2018年11月7日 20時) (レス) id: b89e368f7c (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜(プロフ) - どろっぷさん» コメントありがとうございます!ムカつくのは分かります!いろんな意味で!なので制裁を与えます、いずれ………私も断然貧乳派ですね((( (2018年4月23日 9時) (レス) id: 9af490f570 (このIDを非表示/違反報告)
どろっぷ(プロフ) - ヤバイ…むかつくのにボインで二度見したわ…で、でも私ひんにゅー派ぁ! (2018年4月22日 20時) (レス) id: 30224d1d1f (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜(プロフ) - こだぬきさん» 読んでくださってその上コメントまでありがとうございます!!見習い共は痛快の快進撃お見舞いしてやりたいですね…夢主ちゃんは責任をもって(左文字兄弟が)幸せにします! (2018年3月24日 10時) (レス) id: 9af490f570 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:餡蜜 | 作成日時:2018年2月25日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。