私の隣には1人の王子さまと神様がいます！ (ページ7)

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56話ページ7

すると、由希が思いだした様に言う。

由希「そういえばどうして家に？」

1番に紅葉が答える。

紅葉「僕と春は今日、中学の卒業式だったんだ。今日からお休みっ！」

春「だから……遊びに来た…夾ともファイトしたかったし。」

春は夾にゆるーいガッツポーズをしている。

綾女「僕はもちろん愛しき弟の様子を見にっ！」

由希「兄さんはもういいや。はとりは？」

自信満々に言う綾女には見向きもせずにはとりに、聞いた。

はとり「由希。お前、今月俺の所に来てないだろ。だからわざわざ出向いてやったんだ…」

はとりはあきれたかのに言う。

由希「あ、それはごめん。」

紫呉は服を着替えながら自室から顔を出して言った。

紫呉「みんな今日は泊まってくでしょ？」

春・紅葉「うん。」

はとり「そうさせてくれるとありがたい。」

綾女「もちろんっ！泊まっていくとも！」

紫呉「じゃっ、僕は少し出てくるから。」

そう言うと、紫呉は玄関の方に向かった。

ガラッ)ドアが閉まる音がする。

この紫呉が後に由希とAの今の関係に大きな影響を及ぼすのである。