１２ ページ12
.
「はーあっ、楽しかったっ」
飛び乗った各駅停車はところどころ椅子が空いていて
錦「ほんま久々にこんなに笑ったな〜」
ふたりで並んで座った
「私も〜！丸山くんと錦戸くん仲良いよね」
二人の会話を聞いていれば、ソレはすぐに伝わってくるわけで
錦「んー、まあ高校から割とずっとつるんでるかも(笑)」
きっとお互いに信頼しあってるんだろうな、なんて思った
錦「...てかさ、」
「んー？」
錦「呼び方、錦戸くんじゃなくていいねんけど、」
「へ？」
隣を見れば恥ずかしそうにうつむき加減で話す錦戸くん
錦「や、高城さんが嫌じゃなかったら、の話やねんけど」
「えっと」
下の名前で呼ぶってこと？
それとも何かあだ名を考えろ的な？
錦「いや、その、変な意味じゃなくてっ、」
錦「苗字にくん付とか、距離、感じるやんっ？」
「んー、じゃあ、亮ちゃん？とか？」
丸山くんはたしかそう呼んでた、ハズ
錦「あ、うん、全然なんでも」
「ふは、じゃあ亮ちゃんで」
あまりのりょうちゃんのキョドり様に思わず笑ってしまって
錦「あーーーなんか言うの緊張したっ」
「焦りすぎ(笑)」
錦「やってなんかこういうの緊張するやん〜」
分からなくもない、けど(笑)
「あ、じゃあさ、私のことも苗字で呼ばなくていいからねっ！」
錦「あー、うん、わかった」ﾆｯ
少し何かを考えるような素振りを見せたものの、お茶目な笑顔でそう頷いてくれた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年11月11日 7時
