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次の日10時頃に学校へ向かった
先生に口止めしたけど
モノも無くなってるし、シールも剥がしたから
みんなもう気づいてるのかな
…大倉くんも
気づいてるのかな
クラスに顔を出す気はなかったけれど
最後には、あの教室だけ、
思い出の詰まったあの教室だけ、
行きたくなった
「お母さん、ちょっと行きたいとこあるからここで待ってて！」
母「気をつけていくのよ？走らないようにね！」
「はーい」
お母さんの言葉を背に受けて
私はあの空き教室へ向かった
.
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
3、4日来ていないだけですごく懐かしく感じるこの教室
窓辺にいるはずの大倉くんは
今日はそこにはいない
今日は
いつも私が座ってる机に同じように座っていた
「…大倉くん？」
声は彼に届いているハズだけど
ヘッドホンをした彼は一向にこちらを向かない
大「……」
「ねぇ」
大「……」
まるで、大倉くんが転入したときのようだった
「…ヘッドホン、ほんとは何も流れてないよね」
「初めて話しかけた時、“わからん”って答えてくれたのも、何も聞いてなかったから」
「いつも私が小さな声で呟いたことも」
「聞いてくれてたり、」
「助けに来てくれた時もそう」
「本当は、耳がすごくよくて」
「いつも耳をすましてくれてるでしょう？」
「私ね、大倉くんのそういう所、すごく好きだったよ」
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ゆんゆん(プロフ) - ruruさん» お返事遅くなってごめんなさい(＞＜) 上手く表現が伝わっていたようで嬉しいです(^^) 今新作準備中です！もうしばらくお待ちください！ (2017年8月10日 11時) (
レス) id: fe30699b23 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - ゆんゆんさん、お邪魔してます！一気に読ませていただきました！情景が豊かでドラマを見てるような感覚でした。また他の作品も読ませていただきますね！ (2017年8月2日 21時) (レス) id: 4cdf4400e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 緑eighterさん» はじめまして、初コメありがとうございます♪ ええ涙が出るだなんて...そんな事言ってもらえて本当に嬉しいです(o^^o) 次作までもうしばらくお待ちください！ (2017年7月17日 13時) (レス) id: fe30699b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - Rayさん» はじめまして♪コメありがとうございますっ大倉くんメインいいですよね、私もなかなかお気に入りです(´∀`) 次作できたらまた読んでいただけたら嬉しいです！ (2017年7月17日 13時) (レス) id: fe30699b23 (このIDを非表示/違反報告)
緑eighter - はじめまして！初めてコメントさせていただきます！ニタモノドウシ途中で涙が出るほど感動しました！ゆんゆんさんの作品は初めて読んだのですが私の大好きな作品にもなり大好きな作者さんになりました！続編でも別の作品でもエイトが見たいです！ (2017年7月12日 23時) (レス) id: 4a9a6183df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年6月26日 16時
