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待ってる、って言われて
嬉しいって感じてしまった私はきっと
学習能力のないバカ
いつも私が亮に付きまとってるだけだったから
待たれるのなんて初めてで
ましてや亮から言ってくれるのも初めてだった
本当に
彼は上手い
私を手のひらで転がすのが
私を操るのが
そうやってどんどん中毒になっていったところに
突然私を突き放す
それはこの間に分かったことなのに
どうしてこうも彼の思い通りにハマっていってしまうんだろう
錦「A〜！注文いい？」
その声も
「あ、はい」
驚いて瞳がゆらりと揺れてしまう私を
錦「ふっ、何ぼーっとしてんねん( 笑 )」
そうやってニヤニヤ笑うところも
大「りょうちゃん、Aちゃんのこと呼び捨てやっけ？」
錦「おん、お前とAの関係より俺とAのが仲いいからな〜( 笑 )」
ちょっとヒヤッとするようなことを言っちゃうのも
全部が大好き
そうやって私は
また、あなた色に染まっていくんだ
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年8月25日 20時
