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錦「こんばんは〜」
しばらくしてお店に来た亮
大「あっ！りょうちゃーん！こっち！」
奥の方でニコニコと亮を呼ぶただよしくん
「いらっしゃいませ」ﾆｺｯ
愛想良く接客をする私
いつも通り
ここまでは
全てがいつも通り、だった
錦「...あ、A、あのな、」
だけど
「亮？どうしたの？ただよしくん待ってるよ」ﾆｺｯ
何を言うんだろう
なんで電話に出ないんだ、とか
なんでメール返さないんだ、とか
付き合ってるわけでもないのになんで拗ねてるんだ、とか？
拗ねてるわけじゃない
貴方に溺れそうな自分が嫌になっただけ
だから距離を置いているだけ
言い訳でさえも聞きたくない
勘違いしそうになる自分をとめてるの
大「どうしたーん？」
私たちの空気を感じ取ったのか、少し離れたところからそう言うただよしくん
錦「ちょ、とりあえず今日Aが仕事終わるの待ってるから」ﾎﾞｿｯ
そう耳元で囁くと
錦「ごめんな、待たせた？」
眉毛を下げながらただよしくんの方へと歩いていった
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年8月25日 20時
