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錦「……」
「あは、ごめん、なんかちょっと疲れてて」
震える声を隠すように明るく振舞った
「てか、なにゆってるんだろ、ごめんね、」
「あれだよね、ただよしくん、大切なメンバーだもんね」
錦「ちょ、」
「迷惑かけてごめんね、グループ活動大丈夫かな、」
「ほんと、ごめん、気をつける」ﾌﾟﾂ
何か話したそうな亮の言葉を遮って
電話を切った
通話履歴には
“錦戸亮 1:23”
そんな文字が映し出されていて
たった1分半の出来事だったけど
「…うわぁぁあん」
私の精神を壊すには充分すぎるくらいだった
ただよしくんと撮られたのは完全に自分のミス
ただよしくんにとんでもない量の迷惑がかかった
もし私が特定されれば、マスコミが押し寄せて店長にも迷惑がかかる
もう、この時点で辛いのに
亮は私のモノにはなってくれないのに
私が亮のモノになるだけ
ああなんて虚しいんだろう
現実がたたきつけられた気がした
.
続く (更新停止中)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2017年8月25日 20時
