まほやく！(妄想)2

南の国 ページ49

フィガロ「え、賢者様俺のこと好きなの？」
フィガロだから籠絡されちゃった？とか俺も好きだよとかエイプリルフールだと分かった上で茶化してくるかと思ったが案外すんなり受け入れられ普通に驚かれた。
え、嫌いだと思ってると思ったんですか？となんだかこっちがショックを受けたので聞いてみるといやだって今までそんな雰囲気なかったじゃないと普通に日常会話になる。

ルチル「もぉ、分かってますよ。エイプリルフールだってこと」
最初は本気でビックリしてなんて返事をすればいいのか本気で迷うけれど脳裏にポッと出てきたエイプリルフールという言葉。
そういえば今日はその日だ。
やっぱりバレますよね〜とガールズトークみたいなノリで話すけれどちょっと危なかった。

レノックス「…………………………………………」
1度、賢者様が言った言葉を頭の中でリピートする。
2度、その言葉の意味を間違えてないか考える。
3度、自分のどこがいいのか思い起こす。
4度、でも、自分では幸せにすることは出来ないと結論に至る。
5度、どう賢者様を傷つけず断りを入れようか思考を巡らせる。
そして5度目以降から考えが進まずレノックスと賢者の間は時が止まったかのようになるが途中であ、エイプリルフールと真相を導きだす。

ミチル「えぇ！？こ、恋人ですか！？」
普通にびっくりする。
だって自分は子どもだから。
賢者様の世界では僕の年齢は恋人の対象に入るのだろうかと賢者の世界の価値観について脳内フル回転して考える。
そこで賢者様からエイプリルフールでーす！と告げられるものだからよ、よかったぁとほっとする。

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