まほやく！(妄想)2

東の国 ページ47

ファウスト｢……………………あぁ、エイプリルフールか｣
約2秒間くらいファウストの全ての動きが止まった。
今驚いてましたよね？と聞くが驚いてない。
今騙されましたよね？と聞くが騙されていないと質問の逆の答えをオウム返しにされてしまう。
またまたぁ〜！と茶化すと丁度召喚術の本を読んでいたところだ。何が出るか分からないが試してもいいか？と言われるものなので1秒もかからず私は土下座していた。

ヒースクリフ｢ぅえ！？あ、すみません。えーと……｣
すっごい可愛らしい情けない声が聞こえた。めちゃくちゃ可愛い。そしてその後自分の中で思考を巡らせているのか真剣に考えてくれている。
そこにシノがどうしたと来るものでヒースが気を使って言葉を濁そうとしてくれたのに私が告白したんですよと言うので更にヒースは混乱してしまった。
するとシノがあぁ、今日はエイプリルフールかというものだからヒースは顔を隠して走っていってしまった。
その後軽くシノに怒られる。

シノ｢俺も賢者のことが好きだ。だが、恋人にはなれない｣
真剣な目で返答をくれる。
俺の身はブランシェッド家のものだからな、すまないと謝られるがあまりの真剣さに気づけば嘘だということを伝えごめんなさいと謝らずにはいられなかった。
でも逆に嘘でよかったと言われるものだから嘘じゃないですぅう！！！と滝のような涙を流してしまう。

ネロ｢えーと……まじ？嘘？どっち？？｣
エイプリルフールだと理解してるが故にあやふやな部分と不安要素を素直に聞いてくる。
どっちだと思います？と逆に質問し返すとんー、俺は賢者さんがどうあれ好きだよと言われるものだからえ、と口から言葉が漏れていた。
さ、どっちだと思う？と悪そうな笑顔で言われるものだから意地悪！とネロのエプロンを掴みぶんぶんする。

西の国→←北の国

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す