まほやく！(妄想編)

包丁を持って廊下を歩いていたら ページ8

賢者「あ、そうだ。部屋に材料置いてるんだった……」

とうっかり賢者は何故か包丁を持ったまま部屋に向かおうとしていると……。

中央の国

オズ「危ないから貸しなさい」
アーサーと暮らしていた名残からか危ないものを持っていたら預かってくれる。
お願いします！とオズに包丁を渡して部屋に行くが逆にオズが包丁を持って立っている現場を他の人が見て少し事件になる。

アーサー「賢者様、そのような物を持ってどうしたのですか？」
少し心配そうに聞いてくる。
賢者に何か野蛮なことをさせてしまうのでは無いかと思い自分が変わるつもり。

カイン「えっ」
そこに誰かいるのか？という問にハイタッチしてくれた賢者。その手には包丁。シンプルにビックリする。あ、これは違うんですと包丁をぶんぶん振るのでとりあえず預かる。

リケ「賢者様……。何かあるのであれば聞きますよ」
きっと誰かを刺しに行くのだろうとでも勘違いされた気がする。
彼の真剣な眼差しがひしひしと伝わってくるが賢者はうん？って思ってる。

北の国

スノウ「これ！賢者ちゃん！そんな物騒な物を持ち歩く子に育てた覚えはないぞ！」
可愛く説教してくれる。
ほっぺたを膨らませて両手を腰にあてながら。
賢者が北の悪ガキに変なこと吹き込まれたのではないかと心配。

ホワイト「賢者ちゃん！そんな物騒な物置いたらどうじゃ？」
優しく提案してくれる。
大丈夫ですよ〜なんて言うともうひと段階強めな言葉でとりあえず包丁を置けをオブラートに包んで言う。

ミスラ「あ、賢者様もオズを殺しに行くんですか？」
賢者様もってことは今からオズを殺しに行こうとでも思ってたのだろう。
間違えたと伝えるとなんだつまらないですねとさっさとオズの部屋に向かう。

オーエン「それで誰を刺すの？ははっ、分かった。僕でしょ」
酷いなぁ賢者様はと責め立てられるように迫ってくる。
違う！置いてくるの忘れたの！と伝えるが見苦しい言い訳。と一言放たれトランクを取り出す。

ブラッドリー「あ？そんなもん持ってどうした」
北では一番冷静に聞いてくれる。
ただ、次に続く言葉は誰か刺しに行くなら包丁より短剣の方が扱いやすいぜと新しい武器をくれる。
違う、そうじゃない。

2→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す