まほやく！(妄想編)

ネロ＋西の国 ページ49

ネロ｢愛…ねぇ……｣
下を向き意味深にネロは呟く。
少ししか発してないのにその声は聞くだけで重たいものだった。真意は分からない、きっと誰にも理解できないし複雑なものだから。
賢者さんはさ何を基準に愛してるって言ってんの？と問いかけられて即答出来なかった。わりぃ、意地悪だったなと魔法で呪いを解く。
すみませんと言うと分かってるよ、呪いだってことはと言われるので何だか悲しくなり本心ですよという。
ネロ｢ははっ…気を使ってくれてありがとな｣

シャイロック｢貴女様からの愛はどの美酒よりも美味しいものでしょう。でも、今のあなたは不味そうですね｣
呪いだと分かって呪いに呆れている。決して呪われている賢者に呆れているわけではない。愛は呪いのうなものだが呪われながら告げるものではない。それにこの愛の告げられかたを何百回と見てきている為新鮮さがなく面白くない。もっと、賢者様にしか出来ない方法をみたいと思いながら呪文を唱え呪いを解く。
解けたあとの賢者の土下座の方がよっぽど面白かった。
シャイロック｢顔を上げてください賢者様。今度はしっかりと愛をくれるのでしょう？｣
意地悪！！！

ムル｢なら俺に愛を見せて？ほら！早く持ってきて！｣
愛を物理で見せてくれと言われる。俺は月を愛してるから彼女の事を沢山知って近づき魂が砕けた。俺に愛されたいと思うだけのことをして来たんだよね？だったら愛も形になってるはずだよね？と問い詰められる。伝わりませんか！？と言うとそれだけで伝われば苦労しないと口論でボコボコにされる。
口負けて泣いていると意識が元に戻る。
ムル｢ほら、続けて？賢者様。俺に愛が何かを教えてよ｣

クロエ｢…これは愛じゃないよ、賢者様。愛って誰かを傷つけることなの？｣
こんなことは良くないよ…と真剣に伝えてくれる。
最初はビックリしたがこれは愛ではないと思うからきっぱり告げる。ラスティカは俺を今まで傷つけたことはない。本当に愛してる者はとても優しいことを旅で理解している。
愛し方は人それぞれだということも彼との度で学んだが愛は人を幸せにすることと言うのは変わりないと思っているし愛を告げる賢者がとても苦しそうだから違うとハッキリいう。
暫くして我に返り土下座をする。
クロエ｢よかった、賢者様が元に戻って！もう、色々と怖かったぁ｣

ラスティカ次に続く

ラスティカ＋南の国→←ブラッドリー＋東の国

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す