まほやく！(妄想編)

東の国 ページ43

ファウスト「賢者！？おい、大丈夫か！」
落ちてくる前はあ、ファウストこんにちはと挨拶されたのでやぁとほんわかしていたのに少し目を離した瞬間賢者が落ちてくるのでびっくりする。
呪文を唱えるより先に落ちてきた為賢者の下敷きになり賢者を抱えることしか考えず頭を打ってしまう。
自然と背中に支えられたファウストの手は力強く、そして優しかった。
すみません！！と謝るといや、僕のことはいいと少し目を逸らして話す。
明らかに睡眠が足りてないのだろうなとよく寝れるおまじないを教えてくれる。

シノ「おい、何やってんだ危ないだろ！」
落ちてくる賢者を受け取り倒れながら受身をとる。
背中が少し痛い気がするが自分の未熟だと自己解決する。
でも、賢者の注意が疎かになっていたのは事実だからちゃんと注意する。
俺が居てよかったなとドヤ顔で話していたが賢者の様子が何処かおかしい。きっと目の下にある隈が原因だろう。
寝ろと言うが寝れないと言う賢者がまた転ばないように賢者がその日仕事終わるまで賢者の護衛する。

ヒースクリフ「賢者様！？！大丈夫ですか！？」
突然何かが降ってきて倒れてしまい痛ったぁ…と目を開けると辛うじてヒースを押しつぶさまいと細い腕で耐えてる賢者の姿が。
降ってきた方向を考えると賢者は階段からダイブしてきたのだろうと分かる。
すみません、大丈夫ですか？と謝る賢者の声は元気が無く目の下は黒く、くすんでいる。
きっと眠れてないのだろうと思っているとフィガロが通りかかって大胆だねと言うものだから恥ずかしくなって顔を覆い隠す。
その日の夜リラックス効果のあるハーブティーをいれて賢者を尋ねたのだった。

ネロ「大丈夫か！？どこか痛むところは？」
落ちてくる賢者を捨て身の覚悟で受け止めてくれる。
結果ネロは背中を床で強打してしまうがそんなことは関係ない。
こちらこそえげつない音しましたけど大丈夫ですか！？と聞くが大丈夫大丈夫と軽くあしらわれる。
よく見ると賢者の目には隈、肌は健康的ではない。
頑張るのはいいが倒れたら意味ないぜ？と沢山スタミナ料理を作ってくれ美味しいと食べる賢者の顔を見て微笑ましく思う。

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