まほやく！(妄想編)

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南の国

フィガロ「そんなに帰りたい？この世界も悪くないと思うけどなぁ」
めっちゃ遠回しに帰したくないことを伝えてくる。
その後話していく内にいつの間にか賢者はまだこの世界に居たいですと言うことになる。

ルチル「大丈夫ですよ。必ず帰れます。それまで私達と思い出をたくさんつくりましょうね」
帰れないと希望を捨てさせない。
この世界に居ることが苦にならないように、ただそれだけ願ってる。
この世界にいた事に後悔して欲しくないから。

レノックス「心配いりません。みんなあなたの味方です」
だからみんな賢者が帰ることに協力してくれる、だから安心してと思ってる。
願い続ければ思いは叶う。そう信じてるから。

ミチル「誰かに嫌なことでもされましたか……？お話聞きますよ」
賢者が突然こんなことを言い出したので誰かに嫌なことをされて帰りたくなったのだと思う。
じゃないと昨日まで笑ってた賢者がこんなこと言うはずない。そう信じてる。


おまけ

私「みなさん、今日は何の日か分かりますか？」
アーサー「今日？」
シャイロック「エイプリルフールですね」
私「そうです！今日は4月1日エイプリルフールなのです！」
ファウスト「じゃあさっき言ってた帰りたいって言うのは？」
私「嘘です！」
全員「……」

魔法使い達の反応がそれぞれで違った。
安堵する者、苛立ちを見せる者、心配する者、面白がる者。

私「あ、あれ？」

私は「もう驚かせるなよー！」みたいなこと言われるのだと思って居たのに何故みんな黙ってしまったのか。

私「えー、と。皆さんどうしました？」
ネロ「賢者さん、嘘はもっと考えようぜ」
オズ「それに帰りたいことが嘘なんて言うな。本当に帰れなくなったらどうする」
シャイロック「言霊と言いますしね」
フィガロ「そうそう、帰りたいが嘘なら賢者様は帰りたくないわけだ。そう思ってたら帰れるものも帰れなくなってしまうよ。俺は全然いいけど」
レノックス「フィガロ先生……」
ミスラ「ま、どっちにしろ帰さないですけど」
ルチル「もう、ミスラさん」
ミスラ「それに、お別れするのにはまだはやいですから」
オーエン「賢者様は酷いねぇ。みんな心配してたのにその心を弄んで」

私はその後もいろいろ言われた。
ただ、みんな私のことを思って言ってくれてるんだろうなと思い心が暖かくなった。
めっちゃ言われたけど。

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