まほやく！(妄想編)

南の国 ページ40

フィガロ「『ポッシデオ』」
過呼吸をおこした賢者を見て賢者を眠らせる。
苦しむくらいなら眠らせた方が楽になるからだ。
そのままお姫様抱っこしフィガロの部屋に連れていきベッドへ寝かす。
賢者が起きるまでの間ハーブティーをいれシュガーもいれる。
その後賢者が飛び起きるとおはようと笑顔で迎える。
経緯を賢者へ伝えると今度は賢者からフィガロへ話をする。
フィガロ「俺ならそいつの記憶消してあげれるよ、どう？」

ルチル「大丈夫、大丈夫ですよ。痛いことなんてなにもしないです」
私が突然蹲り過呼吸を起こすので賢者様！と駆け寄り背中を撫でようとするが痛いことしないで！と逃げられてしまった為膝をつき目を見て優しく離す。
混乱している賢者の近くにゆっくり近づいて横から抱き寄せ賢者の頭を肩の上に乗せた後自分の頭も乗せて賢者の肩を撫でる。
賢者はゆっくり目を閉じてただ涙を流すことしか出来なかった。
そしてポツリと過去の話をする。
ルチル「辛いことを口にするのは苦しいですよね、お話してくださってありがとうございます」

レノックス「賢者様…」
過呼吸を起こす賢者に駆け寄って大丈夫ですかと声をかけるものも賢者の目は苦しいと言うより地面を敵を見るような目で見ていた。
レノックスはその目を見て一瞬で理解する。
自分に混み上がってくる感情が複雑でなんて声をかければいいのか分からない。
大きな手で賢者の背中を撫でることしか出来なかった。
その後に賢者から話をされる。
レノックス「…俺は、すみません。その男が悪いのは分かりますがなんて言えばいいのか言葉が見つからないんです」

ミチル「ど、どうしよう！賢者様！！！賢者様！」
さっきまで笑っていた賢者が突然蹲り呼吸がおかしい。
いつも笑顔で辛いことがあっても前向きの賢者が見たことない苦しい顔で涙を流してるものだから状況に理解が追いつかずミチルも泣きそうになる。
でも、ここで自分がしっかりしないとと奮い立たせて授業で教えて貰った落ち着き効果のある魔法をかける。
自分の心も乱れている為効き目が薄い。
何度も何度も言い難い呪文を唱え続ける。
すると異常事態を察知したミスラがやって来てミスラがフィガロを呼び寄せその場は終息した。
その後お礼にお菓子を持っていくと何があったのか聞かれたので話す。
ミチル「…正直怖かったです。このまま賢者様が〇んでしまうんじゃないかって。でも、それ以上に賢者様は怖かったのに…僕もっと強くなりたいです」

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