まほやく！(妄想編)

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東の国

ファウスト「……きっと帰れるさ。心配しなくてもいい」
彼は絶対なんて確信が無い言葉を言わない。
今までの賢者が帰ったのだって奇跡だったのかもしれないのだから。
次も同じなんて思わない。
でも、帰れないとも言わない。

シノ「どうやったら帰れるんだろうな」
帰れる方法を一緒に考えてくれる。
答えはきっと見つからないがそれでも一緒に居て考えてくれる。

ヒースクリフ「……そう、ですね」
なんて言葉を返せばいいのか分からない。
彼自身賢者がいなくなったら寂しいと思うが賢者は帰りたいと言うのだから応援するべきだと思ってる。
めっちゃ悲しそうな顔をする。

ネロ「帰ったら何もかも無くなって全て変わってるかも知れない。それでも帰りたいのか？」
帰りたい気持ちは否定しないが帰ったあとのことを心配してくれる。
居場所がないことの苦しみを彼が1番知ってるから。

西の国

シャイロック「そんなに元の世界は魅力的なのですね。少し妬けてしまいます」
冗談で言ってるのか真剣に言ってるのか分からない。
彼はエイプリルフールってことに気づいてるかも知れないがそれを踏まえて言ってくるので逆にこっちが混乱する。

ムル「帰りたい？じゃあ一緒に月に向かって飛んでみようか！賢者様の世界にも月があるんでしょう？月に辿り着けたらそこは賢者様の世界だったりするかもね。そしたら俺は帰れなくなる？」
ムルらしい返答だな、と思う。
どこか魅力的で無謀で美しいと思う。
好奇心旺盛な彼はきっと賢者の世界に言っても退屈しないのだろうな。

クロエ「そうだよね……。賢者様が帰っちゃうのは悲しいけど大好きな人達が待ってるもんね」
賢者を待ってる人達や賢者が会いたい人達のことを考えてくれる。
自分にはそんな人いなかったから。
だからこそ待つって素晴らしいとことだと思うから全力で応援してくれる。

ラスティカ「大丈夫。きっと帰れますよ。そうだ、帰れるまで一緒に歌でもつくりましょう」
今この瞬間、賢者が帰りたいと言ったこの瞬間を励ますように、または忘れさせるかのように一緒に歌う。
その真意は分からない。

3→←帰りたいと言ってみた

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