まほやく！(妄想編)

東の国 ページ18

東の国

ファウスト「どうした、賢者。誰に泣かされた？」
誰に泣かされたか言おうものならその人を呪うような雰囲気をかもしだしている。
いいえ、誰も悪くなくて……と説明すると安心したよ。とサングラスをクイッとあげる。
僕のベッドを使うといい。君が寝るまで僕が見ていよう。眠ったあとは魔法で送り届けてあげるからと防音魔法をかけて本を読みながら賢者が眠るまで待ってくれる。寝息が聞こえてくると本を閉じて呪文を唱えて賢者を自分の部屋へ送ってくれた。
もちろん賢者にも防音魔法をかけてあるので雷が聞こえることはないだろう。

シノ「賢者！！」
叫び声を聞き来てくれた。誰かになにかをされたのだろうと勘違いしてるので明らかに怒っている。
事情を説明するとそうかと賢者が誰かに嫌なことされてないことが分かって安心する。
そんなに怖いなら俺が一緒に寝てやるよ。それで怖くないだろ？と言ってくれるが1つベッドはどうなのかと考えシノが床でねることになった。
すみません……と言うと気にするな。昔はもっと寝心地悪いところに居た。と言うものなので賢者も床に寝転び一緒に床で寝た。
雨音を聞きながら。

ヒースクリフ「賢者様！！ご無事ですか！」
突然聞こえた賢者の叫び声にびっくりして駆けつけてくれる。ただ賢者が心配だったから来てくれる。
泣き叫んでる賢者の手を握ってもう大丈夫ですよと落ち着かせてくれる。
事情を話すとそうですか…賢者様は雷がお嫌いなのですね。お気づきになれずすみませんと何故か謝るので何も悪くないよ！と話すといえ、気づけた場面は沢山あったのにもっと気づけるように頑張りますと苦い顔で言うものだから申し訳なくなる。
今ハーブティーをいれてきますので……待っててくださいと言おうと思ったが1人にするのは心配だと思い一緒にキッチンへ行く。
その後やってきたシノにもし敵がいたらどうしてたんだと怒られる。

ネロ「おい、どうした！」
と泣きながら入ってきた賢者をみて焦る。
とりあえず気持ちが安らぐ紅茶をいれてくれてお互い椅子に座るとんで、誰にやられた？と聞いてくる。
違うんです言った矢先場がピカっと明るくなる。瞬間表情が固まりドン！と大きい音がしたと同時に賢者は叫び声を上げるので大体の事情は察した。
大丈夫、いつも頑張ってるあんたの為に雷も励まそうとしただけさ。
ただ、やり方が不器用なだけだよと前向きに子どもをあやすように言ってくれる。
その後は防音魔法をかけて部屋まで送ってくれる。

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