まほやく！(妄想編)

北の国 ページ17

北の国

スノウ「どうしたんじゃ賢者よ」
ホワイト「こっちにおいで我らが話を聞こう」
2人の部屋なので2人が話を聞いてくれる。
事情を話すとそうか、それは怖かったのう。もう大丈夫じゃ、我らがおると2人で頭を撫でてくれる。
双子のサンドイッチじゃ！と賢者を真ん中に2人が両サイドで子どもをあやす様に一緒に寝てくれる。
スノウが私とホワイトよりはやく寝てしまってもうスノウちゃんったらとホワイトがプンプンするが雷の音が聞こえなくなるくらい楽しい夜だった。

ミスラ「はぁ、まぁ別にいいですけど。どうせ眠れないんで。あ、でも賢者様が居たら眠れるようになるかな」
泣いていることには最初触れてこない。
事情も特に聞かれないのでいつもミスラを寝かすようにベッドへ寝転がって手を繋ぐ。
雷の音がすれば叫んで耳を塞いで縮こまった。
するとミスラは笑いながら私の頭をポンポンした。なんで笑うんです？というといつも図太いあなたがそんな叫んでるのなんかいいなと思ってと男らしい手が私の耳を塞いだ。
でもあまり叫ばれても俺が眠れないんでと包み込むように安心させてくれる。

オーエン「僕のところに来るなんて馬鹿だね賢者様。もっと虐められると思わなかったの？」
オーエンの場合先に事情を説明した。
理由を話さずにテリトリーに入るのは危険だと思ったからだ。
僕は求められると受け入れたくなくなるなぁとニヤニヤした顔で私を見てくる。
その時丁度雷が大きな音を立てた。
それに負けないよう私が大きな声を上げてしゃがみこむものだからちょっとオーエンがびっくりする。
その後うるさいなぁと私に防音魔法をかけてくれてジェスチャーではやく出て行ってと手を何かを払うようにぶっきらぼうに振った。

ブラッドリー「ははっ！図太い賢者も怖いものがあるんだな！」
彼の部屋に行くとまずどうしたと聞かれたので事情を説明した。すると笑われたのでムッとしてしまう。
そんなにおかしいですか？と聞くと。そりゃおかしいだろ、ミスラやオズの方が雷よりよっぽど怖ぇだろ。
と、棚の中からワインとグラスを2つ取り出して1つグラスが私の所へやってきた。
私はそのグラスを握ると丁度誰かと飲みたいと思ってんだ。アルコールは飛ばしてやるから付き合えよと夜通し2人で飲む。
不思議と雷の音はしなかった。

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