魔法使いの約束(その後)2 (ページ7)

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アーサー「シャイロックが魔法で自分の周りを覆っていて近づけない状況で範囲が広がってます」
リケ「シャイロックの居場所も分からないです」
ムル「俺も溶かされちゃーう」
ネロ「こっちにも手を貸してくれないか？同じく別の呪いをファウストが発動したせいで近づけない」
晶「わかりました、向かわせます。スノウの方はどうですか？」
ブラッドリー「こっちは大丈夫だ。ジジイが足止めしてる。ただ、俺と騎士が近寄れば攻撃してくる。来るならこっちだぜ」
晶「わかりました！スノウの元へ向かいます！シャイロックとファウストチームは頑張ってください！」

私は急いでスノウの元への向かう。

ホワイト「スノウや、頑張れ！頑張るのじゃ！」

ホワイトがスノウに向けて声援を送っていた。
スノウは真顔でホワイトを見てる。
スノウにバレないようにブラッドリーとカインが隠れていた。

ブラッドリー「よぉ、賢者」
カイン「晶？」
晶「はい」

私はカインとハイタッチする。
オズもカインに触れる。

カイン「1歩も近づけない状況だ」
ブラッドリー「俺が撃っても防がれちまう。ま、簡単に当たると思ってねぇがな」

私はスノウに近づく。
するとスノウはホワイトを守るように前に出て私に向けて氷の魔法を放つ。

ブラッドリー「賢者！」

ブラッドリーが私の首根っこを掴んで引っ込ませる。
カインが私の前に出て氷を魔法で防いでくれた。
右手を動かそうとしたスノウに向けてブラッドリーがスノウに向かって発砲。
スノウはカインを攻撃しようとしてたが結界を張り弾を防ぐ。
カインはその隙に再び物陰へ隠れる。

晶(ホワイトは近づけてる。きっとスノウの心を動かせるのはホワイトのみ。後は私が近づければスノウを助けられる……)

私は考える。
どうやったら近づけるだろうか。
この場でスノウより強いのは……。

晶「オズ、どうにかならないかな」
オズ「暴れさせてその隙を狙うしかないだろう」
ブラッドリー「そんなんでいけるわけねぇだろ。いくら"1人"だと言え弱くねぇ」

スノウが1人と言う言葉を聞き反応する。
スノウが涙を流す。そしてホワイトを見る。

スノウ「……我、は。ホワイト……」
ホワイト「スノウ」

ホワイトはスノウを抱きしめ頭を撫でる。
スノウはホワイトの胸の中に埋もれる。

ホワイト「スノウ。お主は1人ではないぞ。我がおるではないか。ずっと一緒じゃ」