魔法使いの約束(その後)2 (ページ3)

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ファウストが居た空き室では。

ネロ「近づくなよ」

ファウストは呪いを受けていたのにまた別の呪いを部屋に充満させていた。

シノ「体が重い」
ヒースクリフ「でも、直接的な攻撃してこないね」
ネロ「きっとファウストの中でも抗ってるんじゃねぇかな。1歩も動く様子ないし。このファウストが使った呪いだってもしかしたら自分へ近づけさせない為のもんだったりな」
ヒースクリフ「ファウスト先生……」
シノ「それで解決するのか？」
ネロ「……わかんねぇ」

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レノックスの部屋。
レノックスはフィガロの魔法によって動きを封じられていた。

フィガロ(レノは体術に優れている。近づかれたら勝ち目は無くなる。動けないだろうが……)
ミチル「何かレノさんを元に戻す方法ないんですか……？」
フィガロ「ファウストが前やった人格に潜り込むことが出来れば……」
ミチル「なら」
フィガロ「でも、前は賢者様だったから出来た。相手はレノックスだ。魔法使いだし抵抗する方法なんていくらでもある」
ミチル「そんな……！」
ルチル「……」

ルチルはじっとレノックスを見つめていた。

フィガロ「ルチル？」
ルチル「……レノさんとっても苦しそうだなって。あんな苦しんでるレノさん見たことない」
フィガロ「本人も抵抗しているんだろうね。でも、時間の問題になってくるかな」
ミチル「レノさん！」

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スノウ、ホワイトの部屋。
スノウとホワイトは絵に閉じ込められたが出てきていた。

ブラッドリー「ﾁｯ昔ほど強くもないがやっぱ強力だな」
カイン「凄いな……」

ブラッドリーとカインは物陰に隠れてスノウを見ていた。
いつでも攻撃出来るようにブラッドリーは銃を構えている。

ホワイト「スノウや、落ち着いてはくれんかのう？」

ホワイトはスノウの近くに行き交渉していた。
あんな近くに居るのにホワイトへ攻撃しないところをみるとまだスノウは残っているのだと思う。

カイン「でも、なんでまた急に……。まだ1日も経ってないだろ？」
ブラッドリー「呪いを強制発動したんだろ。でも、ラッキーだぜ」
カイン「ラッキー？」
ブラッドリー「元々1日かけて完璧に完成する魔法なのに時間を守らず発動した。急激に時間短縮すればボロが出る。完璧にはなってねぇからな」
カイン「つまり」
ブラッドリー「いくらでもボロを叩けるってことだ」