魔法使いの約束(その後)2 (ページ18)

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フィガロ「モノクロームはチレッタに一目惚れしたんだ。そして彼女を追いかけた。何回も殺されかけながら」
リケ「それだけ聞くと純愛なのでは？」
フィガロ「段々彼は拗れていった。チレッタの1番は俺以外許さないみたいな感じでね」
ブラッドリー「回りくどいな。さっさと話せ。何故俺らが狙われなきゃらない？大方この2人だろ？」

ブラッドリーがミチルとルチルを見る。

フィガロ「そうだよ」
ブラッドリー「大体そういうやつは2パターンに別れる。1つは愛する女の子どもだから自分の子どもにしたい。2つ目は自分以外の男と出来た子どもなんが死んでしまえっていうパターン」
フィガロ「この2人に関してはモノクロームは前者だ」
晶「え？仲間割れで殺そうとして来たのに？」
フィガロ「そう。今回仲間割れを狙ったのはある魔法使いを狙ったものだったんだよ」
アーサー「まさかオズ様ですか……？」
フィガロ「オズも入ってるよ」
カイン「オズも……」

この中でチレッタと関わりが長い魔法使いは……。

シノ「ミスラか？」
フィガロ「正解。まぁ、正確に言えばチレッタと関わりのある男全員だけど1番はミスラかな」
シャイロック「それはどれくらいの関わりなのでしょうか？」
フィガロ「それは俺には分からないな。でも、間違いなくシャイロックは入るんじゃないかな？チレッタも行ったバーのイケメン店主なんてドロドロじゃん」
シャイロック「ふふ、そんな予感はしました」
ラスティカ「質問してもいいかな？」

フィガロはスノウとホワイトをみる。
珍しい。ラスティカが質問するなんて。
突然楽器吹いてもいいですか？とかだったらどうしよう。

ラスティカ「ミチル、ルチル、ミスラの3人が狙われただったらどうして賢者様が最初にターゲットにされたのでしょう？」
ヒースクリフ「賢者様が最初のターゲット？」
ファウスト「あのペンは商人から賢者に渡された物だったんだよ」
ラスティカ「その後連れ去られそうになってたのも何か関係があるのかな？」

フィガロ、ラスティカ、ファウスト以外の魔法使いが各々に驚いていた。
フィガロとファウストはそれは今言うなよ……みたいな表情だ。

クロエ「えぇ！？それって誘拐！？」
アーサー「何故仰られてくださらなかったのですか！」
カイン「怪我は？大丈夫か？」
晶「え、あ、ぁ……。言うタイミングなくて……」