魔法使いの約束(その後)2 (ページ1)

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晶「待って、やめて！！」

魔女は自分で自分の石を壊す。
すると魔女は消えた。

ミスラ「……魔法舎の魔力が膨れ上がりましたね」
オーエン「闇堕ちしたのかな」
晶「シャイロック！」

1番近い部屋のシャイロックの部屋を覗く。
シャイロックはただそこに立っていた。
こちらをみるとゆっくり優雅に歩いてくる。

晶「シャイロッ……」
ムル「下がって！賢者様！！」

ムルが私の首根っこを掴んで引っ張る。
シャイロックは魔法道具の煙管を出しておりそこから煙が出ている。

ムル「ドロドロに溶かされちゃうよ」
アーサー「他のもの達は！」
リケ「ミチル！」

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ルチル「レノさん！」
フィガロ「下がってルチル、ミチル」
ミチル「でも！」
フィガロ「……。危ない！」

レノックスはルチルに向けて拳を放つ。

フィガロ「『ポッシデオ』！」

フィガロはレノックスの動きを止める。

フィガロ「1日って猶予はどうなったんだ……」

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クロエ「ラスティカ！」
オズ「油断するな」

ラスティカの部屋の家具は全て別の物へと変えられていた。
両手を拡げハグを受け入れるように優しく歩いて向かってくる。

クロエ「ラスティカ……！」

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ホワイト「やれやれ、やはりダメじゃったか」

カイン、ホワイト、ブラッドリーの目の前には闇堕ちしたスノウが居た。

カイン「ダメだったか……。」
ホワイト「悔いても仕方がない。今はスノウが人を殺さないよう守るだけじゃ」
ブラッドリー「やるしかねぇか」

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ヒースクリフ「ファウスト先生……！」
ネロ「これはちょっとキツイな。魔法舎全体で不気味な魔力の上がり方をした。他の魔法使いも……」
シノ「俺が相手する」
ネロ「下がってな、おこちゃま共」

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晶「ダメ……だった……」

ダメだった。
闇堕ちさせてしまった。
どうしよう、このままじゃ……。
どうやったら解決する？
どうやったらみんな戻ってくる？
殺すしかないの……？

オーエン「賢者様」
晶「なに！！」

私は焦りからか強くオーエンに当たってしまった。
オーエンは私の顎を鷲掴み顔を近づける。

オーエン「僕に強気に出られるほど偉くなったんだ」
晶「ご、ごめんなさい。それでどうしたの」
オーエン「もうすぐ日が暮れる」

私は外を見る。まずい、もうすぐ日が暮れてしまう。
そうしたらオズは魔法が使えなくなる。

晶「オズ……！」