2 ページ23
バラドール)次に奏弥君のマナ使用方法が変わった。その呪いが目視出来る間は自然のマナが使えない。自然のマナを使いたい場合はレアマナは使えない。マルチタスクが上手くなるね!ちょっと不便になったけどレアマナは今まで以上の力で使える様になったよ
奏弥)ありがとうございます
俺からすると逆にありがたい。だって、俺はあまり自然のマナを使わないので重力が強化された方が嬉しい。
バラドール)あと、レアマナは使いすぎるとその呪いがレアマナの本体を出てこなくさせる作用が働いて激痛が走るからレアマナの使い方も程々に
奏弥)分かりました
バラドール)説明は以上だよ。何か質問はあるかな?
奏弥)今のところはないです
バラドール)分かった。じゃあまず体験してみよう!レアマナを使ってみて。今まで通りレアマナを使えば自然と呪いも出てくるから
サールスさんが気を使って実験体に使えそうなぬいぐるみを出してくれた。
奏弥)なんでぬいぐるみ持ってるんですか?
サールス)よくレアマナを試す時に、使うから。潰しちゃっていいよ
奏弥)ありがとうございます
俺はいつもの感じで重力を使うように腕に力を込める。その瞬間いつもの違うのが分かった。なんて言うのか、マナが波のように滑らかに俺の体に伝わっていく。今まで感じたことの無いマナの質。でも、なんだか安心する。
俺は腕をぬいぐるみを潰すように力を奮う。
奏弥)……すごい
今までなら地面1m潰すぐらいの力量をぬいぐるみだけ潰す力を使った。このぬいぐるみは同然潰れるそれはいつもと変わらない。なら何故俺は凄いと言ってしまったのか。
サールス)奏弥君…
サールスさんがこれどうするのと言う目で俺を見る。そう。ぬいぐるみだけを潰すつもりがぬいぐるみがあった所の真下が全て潰れ床が無くなり、地面も凹み、暫く下まで暗闇が続いている。
バラドール)おー!凄いですね。どうでした?使ってみて
奏弥)あまりにもスムーズに力が出たので驚きました
バラドール)それはよかったです!マナをもっと上手く引き出せるようになれば空も飛べるはずですよ!
奏弥)ありがとうございます!
向原)お前らぁ!…床壊してんじゃねぇ!!
恐らくレアマナの気配で何かあったのかと思ったのか向原先生がやって来た。そして穴を開けた床を見て俺達3人は仲良く怒られる。
でも、これは上手く使いこなすことができれば大きく成長する。頑張ろう。何も失わない為に。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:荒城の月 | 作成日時:2022年11月29日 20時