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ブラッドリー「大嫌いなことねぇ」
リケ「僕は穢れが嫌いです」
シャイロック「すみません、穢れた者達が多くて」
リケ「いえ」
ラスティカ「僕はクロエが居なくなったら嫌かな」
クロエ「俺もだよラスティカ……。死んだりしないよね?」
ラスティカ「大丈夫だよ、クロエ」
ヒースクリフ「……仲間が死ぬことが俺は大嫌いです…」
シノ「俺も」
ミスラ「そういえばホワイトは呪いを受けなかったんですね」
ホワイト「我は死んどるからじゃろう」

死んでる人は呪いは受けなかった。
魔法使い達……少なくともこの場にいる大半は仲間の死を恐れてる。

アーサー「単純に考えると段々と死んでいく呪いでしょうか……」
ファウスト「いや、違うな。相手を殺す気の呪いはもっと受けた側の心身を蝕む。生憎僕達は誰も痛みを訴えていない」
フィガロ「呪いを受けて何もないの?」
レノックス「はい。ただ……」
フィガロ「ただ?」
レノックス「段々自分の中の反抗心が強くなっている気がします。自分自身に対しての」
シノ「どういうことだ?」
レノックス「……何かが込み上げてきてそれを阻止してるというか…」
シャイロック「この蛇が動く度に自分の意識が遠のいている感じはしますね」
晶「……闇堕ち」
全員「え?」
晶「私も以前厄災に体を乗っ取られた時似たような感じだった。きっと全く同じではないたまろうけど意識はなかった。私の世界では闇堕ちと言ったりします。用途は様々でしたけど基本的に敵になった時によく言ってた」
カイン「その通りだとしたら敵は俺らの仲間割れを狙ってるのか……?」
ルチル「仲間同士で戦うなんて……」
ファウスト「……なるほどな。今度は僕がみんなを裏切る番に回るわけか…」
レノックス「ファウスト様……」
ヒースクリフ「どうにかならないのでしょうか……。このままでは!」
ネロ「オズは難しいのか?」
オズ「私には難しい。出来ないこともないが加減を間違えるとその者まで消してしまう」
ホワイト「フィガロちゃんは?」
フィガロ「俺も難しいですね……。あの魔女は呪いに全振りしたような奴だったんで呪いの技術なら向こうの方が上手でしょう」
ルチル「あの魔女さんのことフィガロ先生ご存知なんですか?」
フィガロ「あ、いや。知らないよ?そう思っただけ。ほら、フィガロ先生頭はいいからさ」

あぁ……また私のせいだ。
私のせいで…私が……朝1人で出かけなければ。
ペンを買ってこなければ……こんなことには……

ならなかったのに。

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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時

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