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オズ「離せ!賢者」
晶「ここまで魔法使いを追い詰めてる実力者なら絶対何か裏がある!無闇に石を破壊しても呪いは消える根拠は何処にもないでしょ!!違う!?」
オズ「……」
晶「石になってでもこんなに恨みを持ってるような人が死んだら呪いが溶けるみたいな魔法使わないよ!!もしそうなら魔法使いは石になってる時点で死んでるんでしょう!?石がまだある可能性があって全ての石に意識があるなら今此処で消してしまったらこの人に近づくのが難しくなる!」
オズはいつでも攻撃は出来るように構えてるが一旦魔法を放つのをやめる。
オーエン「ねぇ、この呪いどんな呪いなの?」
いつの間にか来てた北の魔法使い達が呪いにかかった者たちを見ていた。
ブラッドリー「婿さん、随分派手に吹っ飛んだな」
ラスティカ「あはは、楽しかったよ」
クロエ「もう!ラスティカ、黙ってて!」
ミスラ「……」
ミスラはルチルとミチルが呪いを受けないようにレノックスから2人を離すように両脇に抱えて守護をかけている。
【ふふふふ……お前達が大好きなことが出来る呪いだよ……。タイムリミットは1日。呪いが解けるのは私だけ】
そう残すと魔女の影は消え石の中へと入っていく。
シノ「……消えた」
リケ「一体どうすれば……」
フィガロ「兎に角できるだけこの辺り一帯を浄化しよう。少しでも呪いの進行を遅らせるために」
カイン「わかった」
フィガロ「アーサー、皆をまとめてくれるかな?」
アーサー「っ分かりました!全員食堂へ集まってくれ!呪いを受けたもの達もだ!触れなければ大丈夫そうなのと一緒に居た方が魔法使い達が集まる場で浄化するから1番神聖な場所になる!」
シャイロック「わかりました」
晶(…あぁ、また私……)
魔法使いは全員食堂に集まり呪いを受けていないもの達でその場を浄化する。
呪いを受けたもの達も各々で呪いを解こうとするが進行を遅らせる程度で祓うことは出来ない。
ネロ「んで、俺たちが大好きなことってなんだと思う?」
皆考える。
カイン「食べることとか?」
ミチル「遊ぶことでしょうか?」
シノ「訓練」
ムル「寝ること!」
ルチル「パーティとか……?」
ヒースクリフ「うーん…音楽とかも好きだよね」
ファウスト「普通に考えてあれほど性格が歪んでる人が僕達の大好きを呪いにするとは思えない」
リケ「では、大嫌いなことでしょうか……」
ミスラ「寝れないことですかね……」
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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時