検索窓
今日:19 hit、昨日:22 hit、合計:27,982 hit

3 ページ39

私は2人と魔法舎へ帰った。
とりあえずこの事は先生には伝えると言うことで起きていたファウストに話しが伝わった。

ファウスト「今回は2人が居たからよかったものを……どうして誰かに頼らなかった」
晶「朝早いし……働きたくないかなって」
ファウスト「働くっていう捉え方を変えてみたらどうだ?手伝うって言う風に。……生憎僕は暇だったよ」
晶「……すみません」
フィガロ「まぁ、人はそう簡単に変われるものじゃない。どれだけ頑張っても賢者様は生きてきた年数1人でって考えだったんだから体は染み込んでしまってるさ」
ファウスト「変わろうとしなければ考えも体も治らない」
フィガロ「それファウストが言うの?」
ファウスト「……。お前もな」
晶「……ところでなんでフィガロとラスティカはどうしてあそこに?」
ラスティカ「賢者様が魔法舎を出ていかれる所を僕が見ていたらその僕をフィガロ様が見ていて賢者様を追いかけてました」
晶「……ありがとうございます」
フィガロ「水臭いなぁ賢者様も。ペンなんていくらでも貸してあげるのに」
晶「あはは……、でもいいペンが買えたから…」

そう言って私はペンを机に出す。

晶「見てこれ!凄く綺麗じゃない?私、これオススメされた時魅力されちゃって……ってどうしたの?」

3人はペンを見て少し驚いた様子だった。

ファウスト「賢者、そのペン何処で手に入れた?」
晶「えーと、露店で」
ファウスト「……そうか」
晶「どうかしました?」
ファウスト「賢者、僕が新しいペンを用意しよう。そのペン僕にくれないか?」
晶「意外……ファウストがそこまでこのペン欲しいなんて。このペンそんなにいい物なの?」
フィガロ「うーん、見た目だけはいいかな」
ラスティカ「そのペンどうやら呪いがかかっているようですね」
晶「は!?」

私はペンから手を離す。

晶「の、呪い?」
フィガロ「うん、それにこのペン……これはマナ石で出来る」
晶「……」
フィガロ「元々はきっと綺麗な魔法使いか魔女だったんだろう」

何てもの買わせてんだあの人。
何も言ってくれなかったじゃないか。
いや、絶対わざとだろうな。

晶「……どうすればいいの、これ」
ファウスト「呪いは解けるがマナ石を使うのは気分悪いだろう」
晶「……はい」
フィガロ「あ、じゃあ俺貰っちゃおうかな。同じ値段で買うよ。どう?」

ペン自体は持ってるのでフィガロからペン代をもらえば実質無料の買い物にしたわけになる。
私はそのペンをフィガロへ売却した。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。