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ネロは上手く木を使い銃弾を避けていく。
ブラッドリー(厄介だな……。俺の銃弾はこの森の中じゃちょこまか動き回るやつを狙い撃つのは難しい。しかも相手はネロだ。手数が多い上に俺の癖をよく理解してやがる)
ネロ「戦闘中に考え事か?随分と余裕じゃねぇか!」
ブラッドリー「てめぇなんざよそ見しながらでも倒せるぜ!」
ネロ「ならやってみろ、よ!」
ネロの魔法道具がブラッドリーの死角から攻撃する。
ブラッドリーは魔法道具を見てから避けた後長銃で撃ち落とす。
ネロ(あの距離を避けて長銃で撃つなんざ普通じゃ無理だろ……)
ブラッドリー「おらおら!考え事してんじゃねぇぞ!」
ブラッドリーは正確にネロを狙って撃つ。
ネロの頬に弾がかする。
ネロ(ったく…相変わらずバケモンだな。……まだ時間かかりそうだな…)
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シノ「『マッツァー・スディーパス』!」
ヒースクリフ「『レプセヴァイヴルプ・スノス』」
オーエン「『クアーレ・モリト』」
シノとヒースクリフも森の中で戦っていた。
2人で攻撃を仕掛けるがそれ以上の力で跳ね返され逆に攻撃される。
オーエン「僕の相手はたった2人?まだ骨がありそうな呪い屋を出しなよ。それかレノックス」
シノ「お前なんか俺一人で十分だ」
オーエン「……へぇ、ならさっさと捕まえてみたら?『クーレ・メミニ』」
シノ「『マッツァー……』」
ヒースクリフ「ダメだ!シノ!避けろ!」
シノ「!」
ヒースクリフに言われシノはオーエンの攻撃を受けるのではなく避けた。
受け止められるほどの魔法ではなかった為危険だと察知したのだろう。
オーエン「……何」
オスがアーサーとカインを連れてオーエンの後ろに現れる。
ヒースクリフ(!どうして……)
オーエン「……騎士様?」
オズ「フィガロの魔法で恐怖に満ちている」
オーエン「僕にどうしろって言うの?騎士様が弱いせいでしょ。僕に押し付けないで」
カイン「……」
オズ「これは命令だ。なんとかしろ」
それだけ言い残しカインをオーエンに預け消える。
オーエン「お荷物が増えた。騎士様ってこんなに弱かったんだねぇ。恐怖で竦むような奴だとは思わなかったよ。多少は反抗期な目をしてるけど……邪魔だから何処か行ってて」
カイン「……言わせておけば……!」
オーエン「鏡で見せてあげようか?今の騎士様の顔。口では立派なことをいくら言ったとしても全く説得力が無いね。捻り潰す価値すらないからどっか行ってて。何回も言うけど邪魔」
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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時