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ムル「3つ目はその他の人たち!確定的なのはミチル、リケ、アーサー、カイン」
ブラッドリー「厄介なオズとフィガロを無力化する為にはアーサーと南の兄弟を使えばいいか……」
ムル「フィガロにはルチルを使う。上手く誘い込んでフィガロと会わせる。オズはラスティカ、魔法で姿を変えて一瞬でいいから隙を作って」
ラスティカ「わかった」
ムル「シャイロックとブラッドリーはアーサー達を追うようにする。2人の魔法を合わせて気づかないようにブラッドリーの強化でシャイロックのパイプの煙を使って眠らせる。気を紛らわせる役目が1人。」
クロエ「そんな上手くいくかな……?」
シャイロック「大丈夫ですよ。彼に勝てる頭脳の持ち主はいませんから」
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オーエン「本当にこんな上手くいくなんてね。踊らされてるみたいで楽しくないけど」
オーエンの前には眠ってしまったアーサー達が倒れていた。
シャイロック「上手くいってよかったです」
ブラッドリー「これで試合修了だな」
シャイロック「さ、運んでしまいましょう」
カイン「……っ!」
突如起き上がったカインがオーエンに剣を向ける。
オーエン「へぇ、舌噛んでたんだ。血が出てるよ」
カイン「おかしいと……思ったんだ。戦闘中に眠くなってい…くから」
オーエン「はっ、そんなフラフラな状態で何が出来るの」
カイン「……俺は1人じゃない」
その一言の直後シャイロックがまるで蹴り飛ばされたかのように吹っ飛ぶ。
賢者を抱えたレノックスだった。
ブラッドリー「チッ!」
レノックス「いいのか?賢者様に当たってしまうかも知れない」
ブラッドリー「お前が賢者を盾にしない限り俺は外さねぇよ」
お互い見つめ合うように膠着状態が続いた。
残り5分……。
クロエ「『スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク』!!」
クロエの呪文が辺りに響くと同時にカインとレノックスが布に覆われる。
その内にオーエンはカインを気絶させレノックスが布をとると同時にブラッドリーがレノックスに麻酔銃を撃ち込む。
カインもレノックスも眠ってしまった。
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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時