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その頃観戦の東の国は魔法でバトルをみていた。
ヒースクリフ「凄い……どの国も負けてない」
シノ「俺も戦いたかった」
ネロ「俺はずっと観戦でいいかな」
ファウスト「お互いの国の連携目的のはずだがやはり国で纏まってしまうか…」
ネロ「だな。まぁ、でもやっぱり相性が合う分無理に離れさせる必要ないってことがわかったな」
シノ「俺たちがどっちかになったら相手は中央と北がいいな。北の連中は皆強いし中央にはオスがいる。それにアーサーも」
ヒースクリフ「うーん、俺は何処とでも嫌かな……。南はルチルのスピードに追いついてレノックスを倒さないとだし……西は何を考えてるのか分からないから対策しにくそう」
ネロ「予想しようぜ、この勝負どっちが勝つと思う？」
ヒースクリフ「このままあと15分逃げ切ればいいから……泥棒チームかな」
シノ「俺もそう思う」
ネロ「んー、俺は警察チームかな」
ファウスト「僕もだ」
シノ「なんで？」
ネロ「まぁ、総合的な経験の差なのもあるが……」
ファウスト「警察チームには天才がいるからな。それに泥棒チームは少々ハンデが多い」
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森の中では凄まじいバトルが繰り広げられていた。
地面をえぐり、木を薙ぎ倒し、空気を揺らすようなまるで神々の喧嘩のように。
フィガロ「やはり手強いですね」
スノウ「まだまだ若い者には負けておれんからのう」
フィガロ「だが、昔に比べてスピードも力も弱くなってる」
ホワイト「フィガロちゃんこそなんか弱くなった？」
フィガロ「手加減ですよ、手加減。実質1人石になったのに俺とオズで2対1なんておじいちゃん可哀想じゃないですか」
オズ「フィガロ、言い過ぎだ」
フィガロ「え、オズもそっち側？俺は挑発して思考を狭めようとしてるだけだよ」
スノウ「そんな挑発で心が動くと思うではないぞ！！」
フィガロ「動いるじゃないですか、声を張り上げるぐらいには！」
スノウとフィガロが今までとは違う出力で魔法を放とうとする。
するとスノウとフィガロの間を何者かが通り抜ける。
ルチル「！？フィガロ先生！」
フィガロ「！ルチル！？」
フィガロが魔法を放つのをやめる。
オズ「フィガロ！！」
フィガロ「！」
フィガロはスノウの方ではなく自分の後ろを振り返った。
振り返った目の前には赤毛の青年が長い足でフィガロを蹴る。
フィガロ「ﾁｯ」
ミスラ「『アルシム』」
フィガロは受け身をとったが後ろに体制を崩し後ろに現れた扉の中へ入っていった。
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作者名：荒城の月 | 作成日時：2021年2月17日 19時
