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フィガロ「もう一度孤独になってみますか?」
スノウ「……」

スノウとホワイトは大人の姿になり魔法具を取り出す。

スノウ「黙れ」

━━━━━━━━━━━━━
ミスラ「流石に早いですね」
ムル「追いつくの大変!」
ルチル「スピードだけは誰にも負けませんから!」
ムル「『エアニュー……』」
ミスラ「ちょっと待ってください、まさか攻撃しようとしてるんじゃないでしょうね?」
ムル「攻撃しないと落とせない!」
ミスラ「万が一急所にでも当たってしまったら困るのでやめて下さい」
ムル「えー!」
ルチル「まだまだスピード出ますよ!」

ルチルがスピードを上げる。

ミスラ「『アルシム』」

扉を出現させルチルの目の前へと移動する。

ルチル「わっ!?」
ミスラ「捕まえ……!」

見えない何かに手を掴まれたミスラはそのまま遠心力を使い投げ飛ばされた。

ミスラ「!チッ誰ですか!」

ルチルの箒に先程まで居なかった賢者を抱えたレノックスが立っていた。

ミスラ(さっきまでは居なかった……。ずっと姿を消していたのか?でも、俺が普通の魔法使いの魔法に気づけないなんて)

ルチル「流石オズさんの魔法。ミスラさんも気づかないなんて」
レノックス「大丈夫ですか、賢者様」
晶「……」

私は車酔い……いや、箒酔いをしてしまった。

━━━━━━━━━━━━
リケ「みなさん大丈夫でしょうか」
ミチル「兄様とフィガロ先生が心配です……。南の魔法使いはそんなに戦えないから」
カイン「きっと大丈夫だ。もし捕まってしまったとしても俺らの勝ちは誰か1人でも生き残っていればいい」
アーサー「あと、30分……。頑張ろう」
オーエン「可哀想に。本当に逃げられると思ってるわけ?」
ミチル「!」

アーサー達の後ろから歩いて近寄るオーエン。

カイン「……オーエン」
アーサー「あぁ、逃げられるとも」
オーエン「君たちは北の魔法使いを敵にした時点で負けは決まってるんだよ」
リケ「いいえ。決まっていません。」
ミチル「オーエンさん1人でこの人数相手にするんですか」
オーエン「何言ってるの。余裕に決まってんじゃん。むしろ僕相手にそんな人数でいいわけ?…あぁ、君たち捨て駒にされたんだ」
ミチル「え?」
オーエン「北の魔法使いが居るって言うのに弱い魔法使いばかり纏めて置いていかれて……。邪魔だって言われてることき気づかない?ほんと能天気なやつら」
カイン「そんなことはない。俺達でお前を倒せる」
オーエン「へぇ、やってみなよ」

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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時

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