魔法使いの約束(その後)

西、北VS中央、南(1) ページ17

翌日。

晶「それでは始めたいと思います！皆さんクジを引いてください！」

広間に集まった魔法使い達にクジを引いてもらう。
北の魔法使い達から参加しなかったら最弱王と言ったのが気に入らなかったのかアイアンクローだったり脅迫されたけどやはり強さが大切な北の魔法使い達なので最弱王と呼ばれるのは癪に触ったみたいだが3人からのデコピンでどうにか許して貰えた。
めっちゃ痛かった。泣きそう。

晶「警察、西and北！」
ブラッドリー「よりにもよって西の奴らとかよ……」
ムル「わーい！楽しくなりそう！」
ラスティカ「ワクワクするね」
クロエ「そ、そうだね」
晶「泥棒、中央and南！」
ミチル「やった！リケと一緒です！」
リケ「はい！……でも、泥棒だなんて。窃盗は罪です」
カイン「ま、楽しもうぜ」
シノ「俺も参加したかった」
ファウスト「見るのも勉強の1つだ」
ネロ「そうそう。ゆっくりしようぜ」
晶「それでは30分のミーティングタイムを取ります！」

各国で話し合いが始まった。
私はその間東の人たちに手足を縛ってもらい口も封じて貰った。
試合の審判はファウストにお願いした。

ファウスト「30分だ。それでは試合を開始する」
クロエ「緊張してきた…」
ラスティカ「大丈夫、楽しんで泥棒を捕まえよう」
フィガロ「俺弱いからオズは頼りになっちゃうな〜」
オズ「……」
ファウスト「では、泥棒が賢者を連れて1分後に警察が向かう。……では始め！」

開始の合図と共に私、中央と南の魔法使い達は姿を消した。
オズの魔法で一瞬にして距離を離した。

フィガロ「それじゃ計画通りに」
レノックス「北も西もほとんどが1000歳越え……。厳しくなりそうですね」
ルチル「私達には若さがありますから！」
アーサー「それにこっちにはオズ様がいらっしゃる。大丈夫さ」
リケ「頼りにしてます。オズ」
オズ「あぁ」
ミチル「そろそろ1分です！」
フィガロ「解散」

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ファウスト「1分経過」
ブラッドリー「それじゃ全員捕まえに行くか」
ムル「囚人が捕まえに行くなんて変な話！」
ブラッドリー「うるせぇ」
クロエ「まずは居場所を探さないと」
オーエン「そんな悠長なことしてられるわけないじゃん」
クロエ「でも、探さないでどうやって……」
オーエン「ミスラ」
ミスラ「命令しないでください。『アルシム』」

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