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合同練習 ページ16

お昼すぎ、各国の先生達と私は会議をしていた。
魔法使い達の成長など任務の報告など様々な事について話し合っていた。

スノウ「やはり、このままじゃ"大いなる厄災"には敵わんのう」
シャイロック「先の戦いで手練の魔法使い達が苦戦しましたしね。次の戦いはどうなることやら」
フィガロ「また"大いなる厄災"を呼ぼうとする奴が居ないとも限らない。その辺の調査も引き続きしないとね」
晶「あ、あの」
ファウスト「どうした?」
晶「私、考えてみたの。どうしたらいいのかって。……厄災とも戦ったこととないしよく分からないけど…、若い魔法使い達は皆に比べて連携のとり方が難しいと思う」
フィガロ「俺も若いけど?」
オズ「黙れ」
晶「だから2対2の合同練習をしない?」
ホワイト「2対2?」
晶「そう、例えば西と東がチーム。中央と北チームでバトルするの。余った南は観戦して勉強にする」
シャイロック「いいですね、面白そうです」
フィガロ「勝敗の決め方は?お互い殲滅させたら勝ち?」
晶「そこも考えてる。お互い殲滅を目的にしちゃったら怪我人が大変なことになる。それに南は弱いって言ってるわけじゃなくて優しいからこそ相手を傷つけるのに慣れてない」
フィガロ「そうだね」
晶「だから……私を使おうと思って」
オズ「賢者を使う?」
晶「泥棒と警察に分ける。泥棒は私を離さず1時間逃げたら勝ち。警察は私に危害を加えずに泥棒を全員檻の中に入れたら勝ち」
ファウスト「警察は賢者を逃がせたら勝ちじゃないのか?」
晶「うん。それだと簡単になっちゃわない?」
スノウ「でもそれじゃと北が泥棒や警察をした場合何処にも負けないと思うが……」
晶「だからこその私というお荷物を泥棒は持たせる。警察になった時は如何に人質である私にに危害を加えず、そして泥棒に危害を加えさせなずに泥棒を捕まえるかの繊細な判断力が必要になる」
ホワイト「なるほどのう」
シャイロック「相手に変身魔法をかけるのはいいですか?」
晶「いいよ。魔法の使用はなんでもあり。ただし、さっき言った自分達の使命は忘れないでね」
シャイロック「分かりました」
晶「私は手足縛られておくからそこも踏まえて頑張って。北は参加しないっていいそうだけど参加しなかったら最弱王の名をあげるって言っといて」
スノウ「わかった」
晶「それじゃあ明日から始めるね!当日くじ引きをしてチームを決めた後ミーティングの時間を取って試合開始!」

西、北VS中央、南(1)→←3



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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時

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