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ネロ「賢者さん」

私はゆっくりと起き上がる。

晶「……えへへ、可愛い子達が沢山……」
ファウスト「け、賢者?」
晶「もっと、もっとアイス食べたい……アイス…」

アイスに手を伸ばしたがヒースクリフに取り上げられてしまった

ヒースクリフ「賢者様、落ち着いてください。様子がおかしいですよ?」
晶「わぁ、美人さんだぁ〜!」
ヒースクリフ「ちょっ!賢者様!?」

私はヒースクリフに抱きついた。

晶「やっぱ恋人にするならおんにゃの子だよれぇ……。女をわかってくれりゅのらぁ…。おんにゃ」
シノ「離れろ、ヒースは男だ」
晶「……ジー」
ファウスト「な、なんだ」
晶「柔らかそう……」
ファウスト「何が!?……止めろ!来るな!!」
晶「ファウストちゃぁん、怖がりゃにゃくてもいいんらよ〜」

東の魔法使い達は危険を察知したのか男の姿に戻る。

晶「……ぺたんこ」
ファウスト「当たり前だ」
ヒースクリフ「ネ、ネロ魔法でも使ったの?」
ネロ「使うわけないだろ、参ったな……まさかこんなにお酒が弱いとは思わなかった」
シノ「逆に賢者は向こうの世界で飲み会や女子会に誘われなくて良かったんじゃないか?」
ネロ、ファウスト、ヒースクリフ「確かに。」

東の魔法使い達の意見が合致したところで私は思い出して持ってきたものを手渡した。

晶「はい!!!」
ネロ「うわっ、びっくりした……急に大きい声出さないでくれよ賢者さん」
シノ「これはなんだ?」
晶「プレゼントれす!!今日ずっーと渡そうと思っれ持ってきやした!」
ヒースクリフ「ありがとうございます、賢者様」

シノが早速プレゼントを開ける。

シノ「……これはペン?」
晶「そう!みんな勉強熱心だかりゃ力になりたくて」
ファウスト「お金は?大丈夫なのか?」
晶「うん!その為に悪い子になってたぁ!」
ネロ、ファウスト「……」
ヒースクリフ「とても綺麗なペンですね、それにみんなお揃いだけど模様が違う」
シノ「いいな、これ」
晶「いつもありがとうございます……」

そう言って私は勝手にネロのベッドに寝転んだ。
ネロが布団をかけてくれる。

ネロ「やれやれ」
ファウスト「大変な夜だったな」
ヒースクリフ「はい。でも、賢者様とても楽しそうでよかったです」
シノ「食べ足りない」
ネロ「まだ料理は残ってる。食べていいぜ」
ファウスト「程々にしとくんだぞ」

こうして私は東の魔法使い達に見守られながら眠りについた。
次の日から酒類禁止にされたのは言うまでもない。

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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時

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