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ネロ「1つ提案があるんだが……」
シノ「提案?」
ネロ「全員女になって飲み会しないか?」
ヒースクリフ「ネロがそんなこと言うなんて珍しい……。どうしてそんな急に?」
ネロ「いや、賢者さん女子会してみたいんじゃないかって思ってさ。女子会もしたことないしっていうくらいだから願望あったのかなって」
シノ「いいな、面白そうだ」
ヒースクリフ「うん、ちょっと恥ずかしいけど賢者様の為だもんね」
ネロ、シノ、ヒースクリフはファウストを見る。
ファウスト「……わかった。そうしよう。」
そして迎えた夜。
袋を持って私はネロの部屋へと向かっていた。
晶(楽しみだな〜!東の魔法使い達と飲み会!プレゼントも用意出来たし日頃の感謝を伝えるチャンス!)
私はネロの部屋にノックして入る。
晶「遅くなってごめん!もうみんな始め…………。え?誰ですか!?」
底には綺麗な女性が4人居た。
シノ「ふふん、今日は女子会だ」
晶「女子会……?」
ヒースクリフ「はい、賢者様が女子会をしてみたそうだったって聞いて」
私はファウストとネロを見る。
めっちゃ美人だ。いや、違う、いや違わないけど今は違う。
晶「ありがとう」
ネロ「さぁ、なんの事だか」
ファウスト「知らないな」
なんて言ったらいいのか。私の心は高ぶってた。だから言ってしまったのか
晶「大好き……!皆!!」
一同「……」
シノ「俺も好きだぜ、賢者」
ヒースクリフ「そうやって素直に言えるお前が羨ましいよ」
ネロ「さ、始めようぜ」
ファウスト「せっかく女になってるんだから喋り方に気を付けたら?」
ヒースクリフ「そうですね」
こうして私達は飲み会兼女子会を始めることにした。
ネロ「そういえばお酒が飲めないお子ちゃま達の為にこんなものを用意したぜ……よ」
晶「したぜよ」
そう言ってネロちゃんが持ってきたのはアイスだった。
シノ「美味そうだ」
ヒースクリフ「美味しそうです」
ファウスト「お酒が入ってるのか?」
ネロ「あぁ、と言ってもほんの少し。雰囲気味わうには良いだろう?」
晶「嬉しい!ありがとうネロちゃん」
ネロ「お、おう」
私は1口アイスを食べた。
シノ「!美味しい」
ヒースクリフ「レーズンがとても美味しいです」
ファウスト「うん、美味しいな」
ネロ「どうだ?賢者さん」
晶「……」
何が起こったのか私は床に寝転がった。
ヒースクリフ「賢者様!?」
ファウスト「賢者?」
シノ「……毒か?」
ネロ「入れるわけないだろ。おい、賢者さん」
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作者名:荒城の月 | 作成日時:2021年2月17日 19時