Vol.5 ページ30
「なぁA」
『ん？』
「やっぱ我々師団辞めてくれへん？」
『？
なんで？』
「Aが今まで見た事ないくらいに
楽しそうなのは分かるねん」
「でも非公認師団…生徒会からも目付けられて
やばい師団やって！！！」
「俺が守るから！！！
俺と一緒におらへん！！？」
『……ロボロ、つまり私に
やめて欲しいと』
「……おん」
『すまん、無理や』
『私、結構なんでも出来るやん？
そこの共通点もあるやん私達』
『だからこそ、馬鹿してて楽しいねん』
『それに私を受け入れてくれる気がするから』
『辞めさせたいなら条件つけなよ』
「……っ！！！」
『どもー……ってどした』
「生徒会に言われたらしいです」
『あー非公認の件か
しゃーないわ』
我々師団は組織として統制がとれてなさすぎる
とのことで
「そんなん言うならチーノが
まとめ役やればええやん」
「いやこいつ胡散臭いから信用出来ひん」
「じゃあ同じ先輩やしショッピくん…」
「僕を指名したら師団辞めます」
「ええ…」
「なるほど
つまりここは俺の出番っちゅう訳だな…！」
『あんたがまとめたら終わるわ』
「ふぁひふぅふぉんへん
ふぁほふぇはふふぅふぁふぇフゴッ！」
『何言ってるか分からん』
「おっ」
「呼んだか？」
『論外』
「ならAがやりなよ」
「せやな！
結構なんでも出来るし信用性も
周りのヤツからはある！」
「だが俺たちからの信用性はない!!!」
『なんでやぁ！！！！！』
「グルで2年と騙すことばっかじゃん」
「…あれ？何か俺ら大事なこと忘れてへん？」
「気づいちゃいましたか」
「え……？」
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作者名：優莉 | 作成日時：2024年2月16日 19時
