Vol.2ノ3 ページ13
『お、ハルノちゃんじゃーん』
「あAちゃん！」
『エイコちゃんは？』
「まだ教室〜」
『そっかー
最近不運続きって聞いて不安になってね…
これからいい事がいっぱいあると
良いんだけどね』
「だね〜」
「美しいお嬢さん達
僕と一緒にお茶でも…」
「え〜
ちょっと…」
「位階1の男はノーサンキューだワ…｣
『言い過ぎだよ〜w
な、1のウツくん？www』
「ちょっとそっち黙っといて？」
『うわひどっ！』
『Aちゃん悲し〜』
「ひどーい！そんな方だなんて！
尚更お断りだよね！」
「Aちゃん大丈夫？」
『ありがとう…w』
「Aちゃんは確か3だったよね！
よっぽどこっちより凄いよ！！」
『そうかな…ありがとう…』
「元気出して！」
「気にしなくていいから！」
『うん…気にしないでおく…
元気出た…』
「良かった！」
『じゃあまたね』
「またねー！」
『……大丈夫そ？ウツくんよ』
「大丈夫じゃない…」
「位階を上げたい…？」
「ホントはこんなことお前らに頼むのは
めっちゃ癪やねんけど…」
「あの不人気のシャオロンとか
タチ悪いAがチヤホヤされてるの見て
ハッとしたんや」
「シバくぞ」
『誰がタチ悪いだコラ』
「僕に今1番必要なのは位階だと」
「なぜなら…」
「僕の野望はこの学園の…いや」
「魔界中の美女をはべらせて
享楽的に生きることやねん！！！」
「でも今の位階のままじゃ行きずりの女どころかキープ中の女たちにすら愛想尽かされる始末…！！」
「だから頼む…お前ら…」
「次の昇級に向けて協力してくれ」
「このままじゃ」
『(私の事入れてるんだガールフレンドに…)』
ちょっと嬉しい…
「いやそれは自業自得やろ…」
「たまにはフリーもええんちゃうか」
「そんな事より遊びに行こうぜ！！」
『私をガールフレンドに入れることに驚いた
協力してやらんことも無いわ』
「Aちゃん……！！！！
やっぱり持つべきはガールフレンド…ッ！！！」
「まぁとはいえ
どのみち次の位階昇級対象授業が
始まる頃だしな」
「ついでに大先生の面倒も見たったるわ…」
「トンちゃん…♡」
「一生ついてく…♡」
『わしは？』
「Aちゃんもありがとう♡」
『よしよし』
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作者名：優莉 | 作成日時：2024年2月16日 19時
