No.030 ページ31
ふと目が覚めて瞼を開くと視界一杯に広がる白い天井
そして口に付けられているマスクは酸素マスクというやつだろうか
それらから私は此処が病院だという事に気付く
「死ななかったんだ、私…」
あの時は私はこれで死ぬんだと勝手に確信していたのだが、意外と死なないもんだ
「誰か来る前に逃げよっと…ん？」
マスクを外して起き上がろうとしたが全くと言って良い程、手も体も動かせない
不思議に思って頭を動かしてみると体はベッドに固定されており、手はよく分からないモノに覆われている
気絶してからどの位経ったのかは分からないが試しに個性を使ってみる
だが何の変化も起こらない
「まだその位時間が経ってないのか、これが個性を無効化するやつなのか…
そもそもこんな小さいの消せないから意味無いしなぁ…
どっちみち動けない事に変わりはない、か…」
そんな独り言をブツブツと言っていると突然、病室のドアが開いた
一瞬、警察関係の人間かと思ったが服装からして違う気がする
一言で言うと小汚い男性だ
「やっと目が覚めたか…」
「えっと…貴方は誰ですか？」
その後は小汚い人に自己紹介をして貰った
彼はイレイザーヘッドというプロヒーローらしい
そしてあの有名な雄英高校の教師でもあるとか
「で、そんな貴方が私に何の用です？事情聴取なら警察関係の人間がやるべきでは？」
彼が病室に入って来てからずっと疑問に思っていた事
それは何故警察ではなく、プロヒーローである彼が来るのかという事だ
「俺がお前に聞きたい事はたったの一つだ
今からする質問に答えてくれればそれで良い」
「答えられるモノなら答えますよ」
真剣な顔でそう言ってくる彼に私は笑いながら返す
彼が今からする質問とは一体何なのか
「…お前、無個性じゃないだろ」
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刹鬼(プロフ) - 星無優凍さん» 有難う御座います！更新は遅いですが頑張ります！ (2019年12月30日 13時) (携帯から) (
レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
星無優凍(プロフ) - すごく面白いです……！更新待ってます！頑張ってください！！ (2019年12月30日 10時) (レス) id: 4137a2b23b (このIDを非表示/違反報告)
刹鬼(プロフ) - マカロンぺ朱鳥さん» 有難う御座います！そう言って頂けて嬉しいです！満足して頂ける様、頑張ります！ (2019年8月18日 1時) (携帯から) (レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンぺ朱鳥(プロフ) - こんにちは、とっても面白いです！更新頑張ってください！また見に来ます！ (2019年8月18日 1時) (レス) id: e9d2533fed (このIDを非表示/違反報告)
刹鬼(プロフ) - パピコさん» 有難う御座います！ (2019年8月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹鬼 | 作成日時：2019年7月6日 23時
