ネット恋愛

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「A、また寝不足なの？」

「うん……」

「……A、変なものに手出したりしてないよね？」

「え……大丈夫だよ。」

「そう？……何かあったら言ってよ。力にはなるから。」

「うん……ありがとう、志織。」

でも、言えない。クラウドさんとのことを知ったら、きっと志織は私をやめさせる。でも……私はクラウドさんと話したい。だからもう少しだけ……もう少しだけ心配かけるね。

「そういえば、志織はどう？」

「どうって……何が？」

「志織の好きな人たちだよ。」

そう、志織にはとても好きなグループがあります。

「あぁ……超特急？」

「そう、それ！！」

「……正直さ、いつ見てもイケメンってずるいよね。」

「う、うん……？」

「なんだよ！！めっちゃカッコイイんだけど！！しかも、昨日ね、歌番組に出てた！！」

「知ってるよ。志織、昨日も言ってたもん。」

「観た！？」

「観てないよ。勉強してた。」

「なんでよ！！見た方が絶対いいよ！！」

「今度観てみるね。」

「絶対よ！！」

……志織は、超特急のこととなると、人が変わります。はっきり言って、普段の真逆です。

「そーいえばさ、Aって韓流とか好きだよね？」

「うん！！何？志織もついに目覚めたー？」

「いや、違うけど。超特急にもね、韓流好きな人いるんだよ。」

「へぇ、そうなんだ。なんて人？」

「海！！」

……きっと、明日にはその名前は忘れます(笑)

7 Side:海→←5

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