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見たものを忘れるために、無我夢中で走った。
「おい。」
「……」
「おい……A!!」
「え、私?」
どうやら、私に声をかけているらしい。
「お前だよ。」
「……康太!!」
うそ……気づかないうちにデート中の康太と志織に遭遇してしまったらしい。
「なんでこんなとこに……っておい。おまっ……泣いてんの?」
「……康太……私……」
「ほら、泣き止んで?康太、ペットボトルの水とか買ってきて。」
「お、おうっ。」
康太……志織……
「デート、邪魔してごめんね?」
「いいのよ。でも……何があったの?海と話してたんじゃないの?それとも……もしかして、海にひどいこと言われた?」
「ううん……海さんは関係ない。」
「じゃあ……」
「水!!買ってきたぞ!!」
「ありがとう。」
2人とも優しいな……私は、逃げてきただけなのに……
「それで、何があったんだ?」
「その……アイツに会った……」
「アイツってまさか……アイツか!?」
「うん……多分、康太の思ってる人。」
「マジかよ……志織、Aとここにいて?」
「康太、まさか……」
「俺、行ってくるわ。さっきの場所?」
「うん。」
「絶対ここにいろよ?」
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のん民(プロフ) - 更新やめてしまったのですか…。 (2017年7月28日 4時) (レス) id: c469fc1703 (このIDを非表示/違反報告)
とわ//8 - ゆいこっこさん» はいっ!!待ってます!! (2017年5月22日 22時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこっこ(プロフ) - とわ//8さん» ありがとうございます!!かなり亀更新なんですけど、気を長く待って頂けたら嬉しいです(*´ω`*) (2017年5月21日 23時) (レス) id: 1d5bb9c219 (このIDを非表示/違反報告)
とわ//8 - めっちゃおもしろいです!!続き楽しみに待ってますね!! (2017年5月21日 21時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいこっこ | 作成日時:2016年10月17日 19時