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「……ってこと。」
あれから、時間をかけ、志織に全部話した。このことを話すことはもうないと思ってた。だからか、私の気持ちは曖昧で、きっと、何が言いたいのか分からなかったはずだ。
「……悔しい。」
「え?」
「Aがそんな思いしてるの知らなかった……もっと早く気づくべきだった。」
「そんな……志織は何も悪くないよ。全部……私の問題だから。」
「でも……でも嫌なの。だって、大事な親友が恋愛で苦しんでるのに、私は康太と付き合ってて。今まで、嫌な思いさせてた……」
「え、いや、それは違うから!!志織と康太が付き合ってるの見て、嫌な思いなんかしてない。むしろ、嬉しいの……そのとき、康太にも迷惑かけちゃったからさ。」
私が1番苦しかったとき、隣にいてくれたのは他の誰でもない康太だった。本人には言えないけど、本当は康太にはものすごく感謝している。
「康太は私のために、色んなことを犠牲にしてくれた。だから、もう今は、志織と幸せになってほしいの。」
私のことを最優先にしていた康太が、久しぶりに自分を第一にしたのは志織のことだった。それぐらい、康太は志織に惚れてるんだから。
「うん……分かったわ。でも……Aは、このままでいいの?」
「え?」
「きっと、海ならAのこと幸せにしてくれる。」
「それは……ないな。だって、あっちは私がアリスだって知らないじゃん。」
「話そう?海だって、今日、大切な人……アリスに向かって、本当のこと言ってくれるよ。」
「……言えないよ。わたしはまだ、弱いから……」
本当の自分を知られても大丈夫なほど、私は強くない……
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のん民(プロフ) - 更新やめてしまったのですか…。 (2017年7月28日 4時) (レス) id: c469fc1703 (このIDを非表示/違反報告)
とわ//8 - ゆいこっこさん» はいっ!!待ってます!! (2017年5月22日 22時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこっこ(プロフ) - とわ//8さん» ありがとうございます!!かなり亀更新なんですけど、気を長く待って頂けたら嬉しいです(*´ω`*) (2017年5月21日 23時) (レス) id: 1d5bb9c219 (このIDを非表示/違反報告)
とわ//8 - めっちゃおもしろいです!!続き楽しみに待ってますね!! (2017年5月21日 21時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいこっこ | 作成日時:2016年10月17日 19時