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「そんなことがあったの!?何それ、海なんか嫌いだわ。」
「志織落ち着いて。ほら、これから撮影なんだから。」
「落ち着いていられるわけないじゃん。撮影前に話したAが悪い。」
いや、確かに私が悪いけど……
『上原さん入られまーす。』
「お願いします……あ、志織さん!!」
「沙都美ちゃん、お疲れ様。」
「すみません、待たせてしまって……」
「大丈夫。沙都美ちゃん、専属もあって忙しいんだから。」
「……志織さん、やっぱり大好きです。」
「告白?(笑)」
「あっ、いや、その、」
「はいはい、ありがとう。ほら、早くやっちゃおう?」
「はい!!」
やっぱり、志織のこと大好きなんだな。それより、めっちゃ可愛い。佐伯くんがあんなに心配するのも分かる。
「お疲れ様でしたー。」
「し、志織さん!!あの……その……お疲れ様でした。」
「……沙都美ちゃん、今日ってこの後暇?」
「は、はい!!」
「ならさ、一緒にご飯行かない?」
「え、いいんですか!?」
「うん。あ、A…マネージャーも一緒なんだけどいい?」
「はい!!お願いします。」
多分、志織のこと誘いたかったんだろうけど、緊張して出来なかったって感じかな。やっぱり、志織は昔から変わらず、ちゃんと周りのこと考えてるんだなぁ。
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さーちゃんまん(プロフ) - すごく面白くてキュンキュンしました!これからは受験勉強頑張ってください! (2018年8月15日 8時) (レス) id: 419d84e20f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆいこっこ | 作成日時:2018年7月4日 13時