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「昌暉……車なんて……え、免許持ってたの？」
「うん。あれ、言わなかったっけ？」
「聞いてないわ！！」
「ほら、助手席、乗ってください。」
「……はい。」
もちろん、男の人の運転する車の助手席に乗るなんて初めてだし、それに、
「顔、めっちゃ見えるし……」
「なんか言った？」
「べ、別に言ってないし。ほら、出発してよ。出発進行ー！！」
「……はいはい。」
チラチラ昌暉の横顔を見る。うん、相変わらずカッコイイ。でもドキドキなんかしてやるもんか。
「着いたよ。」
「ここって……」
「うん、そう。」
「……どういうこと？」
「うーん、分かってもらえない感じかな？」
「いや、全然分かんないから。」
だって、ここって……どう見ても、ドレスしか売ってないんですけど！？
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作者名：ゆいこっこ | 作成日時：2016年8月29日 8時
