秘密の〇〇～SECOND～ (ページ25)

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その日のブログは、海推しだけではなく、全８号車に衝撃を与えた。彼女との出会いから、付き合ってる間のこと。それに、結婚を決めたときと今の気持ち。このブログを読んだらもう、誰も認めないことなど出来ない。

「海、すごいな……」

「当たり前でしょ。私の推しカッコイイもん。」

「そうだね……ねぇ、Aはさ、」

「ん？」

「Aは、俺がああいうことしたら、どう思う？」

「昌暉が？えー……似合わないなぁって笑うかも。」

「え、」

「あれは、海だからいいなって思うだけで、昌暉には他にいい伝え方？とかあるんじゃないかなって。」

「そっか……」

「何？昌暉、そんなことする予定でもあるの？」

「べ、別にないよ。」

「ふーん。」

なんだ、ちょっと……期待しちゃった。何かあるのかなって。

「あ、そうだ。レポートやらなきゃ。」

「……A、」

「何？」

「来週の土曜って空いてる？」

「土曜？空いてるよ。」

「ならさ、２人で出かけない？」

「え、それってデート？」

「んー、まぁ、うん。」

デートなんて久々だ。忙しいのも、バレちゃいけないのもあって、なかなか出来ないもん。

「行く！！」

「決まりね。行き先は……俺に任せてもらえる？」

「うん。」

すっごく楽しみ……