秘密の〇〇～SECOND～ (ページ2)

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「Aおっはよー！！」

「おはよう、紫苑。」

「ねぇ、課題やった？」

「うん。そりゃやったけど？」

「……見せてください。」

「……はいはい。仕方ないな。」

「ありがとう、A！！さすが心の友と書いて心友！！」

「はいはい。早くしないと間に合わないよ？」

紫苑は以前の明るさを取り戻した……ように見せている。本当は今も……

「いらっしゃいま……なんだ、お前らかよ。」

「失礼な。ちゃんとしたお客様なんですけど？」

大学が終わると、私と紫苑はきまってこのカフェに来る。店長の夏希さんとはもう、かなり親しくなっている。

「ねぇ、夏希さん、彼女できた？」

「は？なんで？関係ねぇだろ？」

「そうだよ。夏希さんに彼女なんてできる訳ないんだから。」

「紫苑はちょっと黙ろうか。うん。」

紫苑とは私となんて比べものにならないくらい仲がいい。桜井くんがいなくなってから出会った人で、紫苑が心を許したのは夏希さんだけだ。あのね……夏希さん、少しだけど……桜井くんに似てるんだ……