目立つ君と地味な僕 (ページ15)

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晩ご飯は俺の勘通りカレーの冷凍さんがあったので、
美味しくいただいておいた(カレーも自分で作ったんやけど)

テレビを流しっぱなしにしながら、賑やかなバラエティーの音をBGMに予習を進めてく

なんで、ケイタイいじってる時は眠くならんのにワークに向かうと眠なるんやろな

うとうとし始めた時23:08をデジタル時計が表したことに気がついて、
自分のルーティンが崩れたことにちょっと落胆

23時前には寝床につくって決めてたんに…

｢寝よう…｣

1人で布団を出すのは重労働だから。ってことで小学生の頃から
愛用してるベットに入って今日一日を振り返ってみる

ほんまに濃すぎる1日やった

入学式で小瀧くんに声かけられて、
気づけばイケメン+高身長の知り合いが2人に増えて。

そのうち1人は
これから3年間通う高校の次期理事長の(多分)お金持ち

小瀧くんとは意外と家が近くて、それなりに会話も弾んで良かったやんな

自分にしては上出来やったで
あんなに話したのも久しぶりだった。っていうか初対面であんなに話せたの奇跡や

それにしても、小瀧くんと藤井先輩が知り合いだったとは。

思い出せば、小瀧くんが｢先輩｣って言ってるとき楽しそうやったもんな…

藤井先輩も楽しんでやってたんか。

俺、あの2人に遊ばれてたんか。

んん……これはどうなんやろ？
良かったんか？

昨日の夜は、

入学式が来るなって願って
目立ちたくない、平穏な日々がいいって思ってたのに。

今は少し明日が楽しみ…とか思わんでもないから、人間って単純やな

こんな風に毎日進んでいけばいいのに。

楽しい日があると明日もいい日になるって思い込むのは、
本当に悪い人間の特徴だとつくづく思う

｢おやすみなさい｣

でも、もし良ければ明日もいい日になりますように。