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現在、俺は睡魔と戦っている




だだっ広いこの場所で何百人という人が椅子にすわり
多分何となく人の話を聞いてるんやろ





はぁ、もう何分こうやって過ごしたんかな

そろそろ話し声が呪文に聞こえてくる…





あ、ごめんなさい。自己紹介まだでした

暇なのでやります




重岡大毅、今年高校生になりました

こう見えて、勉強は出来ます。


むしろ勉強しかないっていうか
中学時代には、そんなにいい思い出はないですね





今日はその入学式です

ここら辺では1番頭のいい学校で、部活もそれなりに強い




同じ中学だった人は(多分)いないこの学校で
人生やり直そうと心に決めました





嘘です。


いや、中学一緒の人がいないのは本当だし、
中学時代よりいい思い出を作る努力はするつもり






「おーい

自分、大丈夫か?具合わるい?」





「んえっ?!」




やば、めっちゃおかしい声出たんやけど


っていうか、なんで話しかけられたん?


なんかした?



嘘、もしかして寝てもうた?
初日からやらかした系?






「いや、その……

もう入学式終わったのに立ち上がらんからさ
具合でも悪いのかと思って。」





いきなり話しかけられてテンパってる俺とは違って
爽やかに人の心配をしてくれてるこの人



よくよく見ればイケメンやん((


しかも身長高い。言動だけじゃなくて
雰囲気もイケメンかよ





「あ、えっと、、
ちょっとぼーっとしてもうて。

体調は大丈夫…です」





「そー?
なら、はよ行こうや!」





これってついて行くのが正解なん?


イケメンくん(仮)はもう席を立って、
すぐに掲示板でクラスの確認に行こうとしとる








元気いっぱい!



って感じのイケメンくん(仮)やけど、所詮初対面やし
こんなの人生の勝ち組で、俺とは違う人生歩んできたやろ



俺はこういう感じのこと経験したことないし…

こんなキラキラ笑顔で話しかけられたことないし



1人が俺の生き様やから。なんちゃって









イケメンくん(仮)の第一印象



自分とは違う世界の子

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作者名:ゆーみん | 作成日時:2018年10月1日 19時

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