第五十八話 ページ27
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夜が明けようとしていた
朝靄の中、少しずつ光が溢れている
有川は窓の淵に腰をかけ、目覚め出す街を見ていた
昨晩の出来事が嘘のように、いつも通りの朝だった
有川の隣の寝台には、すやすやと眠る太宰の姿
彼の寝顔を見て、また微笑む
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『(若し、私が御前を見つけなければ、
治 ........御前は、
どんな人間になっていたんだろうな ........？)」
殺しはもうしていなかったかもしれない
警察に引き取られて、施設に入れられて、独立して、好きなことを見つけて、
最愛の人を見つけて ......
はたまた、殺しはやめられなかったかもしれないね
でも、君は頭がいいから
きっと生き抜いて、自分という存在と自分の居場所を見つけられたんだろう
何故、あの時私は、御前を捨てなかったんだろう
何故私はこの世界に引き摺り込んでしまったのだろう
『如何して、御前がこんなにも、大きな存在になってしまったのだろうね ........』
窓から降りて、彼の元へ足を向けた
その柔らかな髪をゆっくりと撫でた
愛おしかった
如何しようもなく、情が湧いてしまった
治、きっと私は君の前から姿を消すだろう
最後まで一緒に居られない
若しかすれば、今日、私の命は終わるかもしれない
でも御前は、何もしなくていい
ただいつものように、無邪気な、無垢な子供のままでもいい
唯、生きてくれれば、それで_____________
だから私は、今日も
「んぅ ....Aさん .......？」
いつも通りに云うんだ
『おはよう、治』
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月宮澪華 - 有川さんと紅葉さんのお茶会内容 (9月22日 19時) (
レス) @page47 id: dd50640cfb (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 玉こんにゃくさん» 読んでくださってありがとうございます！！文才私も欲しいです！分けてください！(笑)これからもよろしくお願いします！ (2020年11月9日 0時) (レス) id: b3ca34c5e8 (このIDを非表示/違反報告)
玉こんにゃく(プロフ) - 待って、カッコいい…！有川さんん゛大好きです！文才分けてください私に！ (2020年11月9日 0時) (レス) id: d74a9424e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルーク(プロフ) - 柊さん» え、貧血？！大丈夫ですか ...？お大事になさってくださいね ...いつもコメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^)『いつもありがとう。柊さんも体調に気をつけて、またお互い頑張ろうな』 (2019年5月21日 12時) (レス) id: 27ee46e64f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - ううう有川さんがかっこよすぎて惚れても惚れきれないいいい！！更新ありがとうございます！待ってました！！体調には気をつけてくださいね。私は最近貧血になりました← (2019年5月21日 0時) (レス) id: 9ff44349a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルーク | 作成日時：2018年7月17日 18時
