第1部 ページ3
スパーと同僚の煙草の煙が顔にあたる
『…煙いです』
硝「Aはほんとに吸わないよねストレスとか溜まらないの?」
『…うーん…溜まりますよそりゃじゃ、1本ください』
硝「はい」
差し出された煙草を受け取る
そのまま火をつけた
『…フー…疲れた』
硝「またアイツか?」
『…全くですよ』
煙草の煙が肺を満たす
決して体には良くないが吸ってないとイライラする
硝「随分とのめり込んだな」
『硝子さんのせいですよ』
硝「ま、それもそうか」
チリチリと熱が手に伝わってくる
そろそろ消さないと手が焼ける
硝「なんでさっさと別れない…」
『別れられない理由があるんです』
硝「煙草と同じだな」
『煙草と一緒にしないで下さいよ』
女子ふたりで笑い合うここでは気軽に煙草も吸える
背筋を伸ばして歩く実家とは違う
位を気にしなくてもいい
硝「まぁ、いつか別れられるさ」
『んー無理っぽいですけどね』
硝「そうか?」
『…えぇ』
硝「私なら今すぐにでも別れてくるけどね」
『まず硝子さんについていける男性なんていませんよ』
硝「何?ディスってる?」
『はい』
硝「全く可愛げがない」
『まるっきりその言葉お返しします』
楽しい雰囲気をぶち破る望まぬ招待客
?「お疲れサマンサー!!!」
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←プロフィール
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Yui | 作成日時:2022年9月30日 20時