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『透さーん、お風呂上がったので次どうぞー。』
ベルモットからのメールにどうしたものかと考えているとAさんがお風呂から出たようだ。
安「もし眠たければ先に寝てくださいね。」
『まだ眠くないので起きてますけど…わかりました。もし眠くなったら先に休みますね！』
Aさんはそう言うと髪をタオルで拭きながら部屋へ戻って行った。
さて、僕も風呂に入るとするか。
着替えを持って脱衣所へ行くと洗面台が目に入った。
Aさんのスキンケア用品が並んでいる。
彼女の持ち物が増えて、彼女がそばにいてくれる安心感。
だが、果たしてそれでいいのだろうか？
彼女を危険に晒してしまったら…
コンコン
『透さん、ごめんなさい。ドライヤー借りてもいいですか？』
安「いいですよ。今開けますね。」
脱衣所のドアを開けドライヤーを手渡す。
『ありがとうございます。お邪魔しました。』
そう言ってAさんはすぐに脱衣所を出て行った。
とりあえず考えるのはやめて風呂に入ってしまおう。
安「Aさん、起きてたんですね。」
『あっ、透さん。戸棚のバーボンいただいちゃいました。』
安「構いませんよ。僕にも一杯いただけますか？」
僕がそう言うとAさんはキッチンへ行きグラスに氷とバーボンを注いで持ってきてくれた。
安「ありがとうございます。」
グラスを受け取りAさんの座っていた正面に座る。
するとAさんはおつまみを持って席に戻った。
安「おつまみありがとうございます。」
『まだ眠くなかったので一品作っちゃいました。簡単で悪いんですけど…』
そう言うと野菜スティックとバーニャカウダソースをテーブルに置いた。
安「おいしそうですね。」
『あるもので作ったんで、透さんの口に合うといいんですけど…』
乾杯をして野菜スティックをつまむ。
安「おいしいです。」
『よかった…』
安「Aさん…」
『何ですか？』
安「貴方は僕の前からいなくならないでください…」
酒を飲んだからか気づくとそう呟いていた。
何故こんなこと言ってしまったんだろう…
安「すみません、忘れてーーー」
『私はいなくなりませんよ。私の居場所は透さんのそばだけですから。』
安「Aさん…」
『透さん、何でいなくならないでと言ったかはわかりませんし、無理に理由を聞いたりしませんから。話したくなったらいつでも話してくださいね。』
そう言って彼女は微笑んだ。
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やっち(プロフ) - 続きが気になります (2022年7月13日 17時) (
レス) @page34 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もっと、みたいです！ (2022年6月12日 20時) (レス) id: 1acacd4c07 (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - 続きが気になります。お願いします。 (2022年6月12日 20時) (レス) @page30 id: 1acacd4c07 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新されないんでしょうか？ (2020年8月6日 17時) (レス) id: 123a0a7152 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ - 更新とても嬉しいです(^O^)数あるトリップ作品の中で、大好きな作品です！夢主ちゃんを全力で応援してます(^O^) (2019年4月1日 13時) (レス) id: 0d02dac736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YuiS_tan | 作成日時：2018年11月12日 0時
